成功哲学や自己啓発を学ぶと、まずはじめに明確な目標を持つことが重要だと教わることが多いものです。
明確な目標があるからこそ、そこに向かい行動することができます。
しかし、いきなり目標を明確にしようとすると、そこに落とし穴があります。
例えば、家族を幸せにするために収入を増やそうと思い、５年後までに年収を１０００万円にすると目標設定したとします。
５年間、朝早くから夜遅くまで休みなく一生懸命働いて、目標の年収１０００万円を達成しました。
しかしこの５年間、毎日家には寝に帰るだけ。
家族との接点がほとんどなくなったことで、家族の不満が爆発し家庭崩壊。
目標達成したにもかかわらず、幸せどころか家庭が崩壊という望まぬ結末に…
こんなはずじゃなったと後悔しても後の祭り。
このようにいきなり目標を立てて突き進むと、本当に大切なものを見失って動いてしまうことがあるのです。
本当に望む人生にするためには、目標を設定する前にやることがあります。
それは「なりたい自分をありありと思い描く」ことです。
自分はどういう人生を送っていきたいのか？
家族とはどういう関係でいたいのか？
周りにはどんな友人がいるのか？
どんなところに住んでいるのか？
どんなライフスタイルを送っているのか？
どんな趣味をもっているのか？
どのぐらいの収入をとっていて、その使い道はどうなっているのか？
等々
どんな自分になっているのかが明確に思い描けるぐらい具体的にしていくのです。
その結果、自分の望む未来と、自分が大切にしている価値観が明確になります。
その価値観が明確になった上で、望む未来にたどり着くための目標を設定するのです。
大切な価値観をふまえて目標を決めるので、その目標達成は自分の望む未来に確実につながります。
まず、なりたい自分をありありと思い描き、自分の価値観を明確にする。
目標設定の前に価値観を明確にすることが、望む人生への羅針盤になるのです。
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