【決めたことを宣言する】

目標を決め、その達成を決断したとする。
その目標達成を後押ししてくれる一つの行動がある。
それは目標の達成を宣言することだ。
宣言することにメリットは大きく四つある。
例をあげて説明しよう。
例えば禁煙という目標達成を決断したとする。その決断を家族や友人・知人に宣言する。
まず一つ目のメリットは、他人の目を利用できるということだ。
誰にも宣言せずに禁煙すると、ちょっとしたキッカケで吸ってしまうことがある。
喫煙仲間に一本勧められたり、食後や飲み会などのいつも煙草を吸っていたシチュエーションになると無性に吸いたくなるものだ。
しかし、周囲の人達に宣言していることが歯止めになって吸いたい気持ちを抑えることができる。
二つ目のメリットは目標達成を応援してもらえるということだ。
禁煙達成に向け絶対の自信を持って周囲に宣言することで、その達成を信じてくれる人がでてくる。
信じてくれる人がいるというのは心の支えになるものだ。
より自信が深まることで、達成に向けての後押しをしてくれる。
三つ目のメリットは具体的なアドバイスや協力が得られることだ。
宣言した相手の中に同じ目標を達成した人がいたらアドバイスなどをもらえることもある。
何人にも宣言しているうちに、同じ禁煙という目標を達成した人から具体的なアドバイスや協力が得られることもあるだろう。
実際に達成した人からの具体的なアドバイスは目標達成への大きな力となる。
四つ目のメリットは決意が更に高まることだ。
人に宣言するということは、達成しようとしている目標を口に出すことになる。
その目標達成の宣言を一番多く聞いているのは自分である。
例えば「絶対に禁煙すると決めた。見ててくれ。」というような宣言を、決断した状態で人に語っているので、強い気持ちもこもっている。
その力強い宣言を何回も何回も自分が聞くことにより、目標達成へのモチベーションが上がり決意が更に高まるのだ。
このように本気で目標達成を決断したら、それを宣言することに大きなメリットがある。
目標を宣言する上で一つ注意が必要だ。
本気で決断したら宣言するのは上記の例のように大きなメリットがある。
しかし本気でなかったら宣言は控えた方が良い。
それは宣言した相手の全員が応援してくれたり協力してくれるわけではないからである。
宣言した目標に対して「無理だ」とか「やめた方が良い」などの否定的な言葉を浴びせてくる人もいる。
目標の達成に向け本気になっていないと、このような否定的な言葉を受け入れてしまい目標達成に向けた行動をやめてしまうことがある。注意が必要だ。
目標達成を決断したなら、その目標を宣言しよう。
宣言することが目標達成を後押しする大きな力を生み出す！