【より良い人生にする手段に勝てば官軍というのはない】
勝てば官軍というのは、たとえ道理に背いていたとしても、戦いに勝利したほうが正義となるということ。
この勝てば官軍を夢・目標の実現に当てはめると、道理に背いても、夢・目標を達成することが正しいということになります。
より良い人生を求めていく上で、勝てば官軍というのはありえるのでしょうか?
成功哲学の祖であるナポレオン・ヒル博士は成功の定義を下記のように述べています。
成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自らに価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つひとつ実現していく課程である。
注)黄金律:「自分がそうして欲しいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげることだ」
この成功の定義の中の「他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく」という部分がポイント。
勝てば官軍というのは自分の夢・目標の実現のためなら手段を選ばないということ。
つまり「他人の権利を奪い、社会正義に反する」方法を用いてしまう可能性があるのです。
因果応報という言葉があります。因果応報とは良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。
勝てば官軍と思って、他人の権利を奪えば、自分の権利を奪われるような報いがあり、社会正義に反するようなことをすれば、社会正義に反するような報いを受けるということです。
より良い人生を目指す上で、勝てば官軍で進むと、一時的に夢・目標の達成という成果をあげることができるかもしれません。
しかし道理に背いて達成していたら因果応報により、いずれ報いを受けることになり、最終的により良い人生とは逆に進んでしまうのです。
ですから勝てば官軍ではなく、ナポレオン・ヒル博士が述べている成功の定義のような人として正しい方法で夢・目標を実現する必要があるのです。
厳しい言い方をすれば、勝てば官軍という考えで行動してしまうのは、正しい方法では実現する実力が無いのに無理な背伸びをして実現しようとしているということ。
正しい方法で実現できる実力をつけ、着実にステップアップしていくことが、最終的により良い人生を創り上げることになるのです。
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