【思い込みの凄まじい力を活用する】
人は誰もが思い込みを持って生きています。
自分はこういう人間である。
自分にはこれぐらいのことができる。
という思い込みに基づいて、様々な判断をくだし、行動しているのです。
この思い込みというのは凄まじい力を持っています。
例えば、素晴らしい才能を持っているにもかかわらず、自分には無理だと思い込んでいると。その才能は全く発揮できなくなります。
逆にそれほどの才能がなかったとしても、自分はできると思い込んでいると、凄いことをやってのけてしまうことがあるのです。
無理だと思い込んでいる場合の例として、杭につながれた象の話があります。
象を飼う時に、象の足にロープをつけて小さな杭につなぎます。
すると象は杭を抜くことなく、おとなしくロープにつながれたままになっているのです。
象の力があれば杭を引き抜くのは簡単なことなのですが、この象は小さい時から杭につながれています。
小さい頃にいくら杭を抜こうとしてもビクともしなかったので、自分はこの杭を抜くことができないと思い込んでいるのです。
この思い込みにより、象は自分の持つ強大な力を発揮することなく、杭におとなしくつながれているのです。
この例とは逆に自分はできると思い込んだ時の例として、数学の未解決問題の話があります。
有名な数学者であるジョージ・ダンツィグが学生の頃、授業に遅刻して教室に入ると、ある問題が黒板に書かれていました。
ダンツィグは宿題だと思いこの問題を解いたのですが、なんとその問題は、当時統計学の未解決問題として有名だったもの。
できるという思い込みが超難問の未解決問題を解き明かすことにつながったのです。
自分にはできると思うか、それとも無理だと思うか。
どちらの思い込みにも凄まじい力があり、思いを現実に変えていきます。
どのような思い込みを持つかは自分次第。
そして思い込みは自分で自由に決めることができるもの。
自分の望む人生を歩むために、それにあった思い込みを選択して行動していきましょう。
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