【三方よしで考えると調和のとれた夢・目標が実現する】
三方よしとは近江商人の理念の一つ。
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」
これは売り手だけが満足するのではなく、買い手も心底満足でき、さらに商売を通じて地域社会に貢献するというもの。
自分と相手、更には地域社会までに貢献できる素晴らしい理念です。
この理念を自分の夢・目標の実現に向けての考え方に取り組むことで、自分・相手・地域社会の3つ全てにおいて調和のとれた夢・目標を実現することができます。
「売り手」を自分。「買い手」を夢・目標の実現にかかわりある相手。「世間」を地域社会として考えていきます。
まず「買い手よし」について。
どんな夢・目標であっても、実現していく過程で人とのかかわりはでてくるもの。
自分(売り手)の夢・目標実現に向かう行動が、相手(買い手)にとって役立ち、心底満足できるようなものにするのです。
これにより自分(売り手)が夢・目標の実現に向けて行動が、かかわりのある相手(買い手)に対して貢献するものになり、「買い手よし」へとつながっていきます。
続いて「世間よし」について。
自分(売り手)と相手(買い手)の双方だけが満足して、地域社会(世間)に迷惑がかかるような夢・目標では、たとえ実現できたとしても、いずれ失敗へと向かっていきます。
夢・目標を実現しつづけていくためには、自分(売り手)と相手(買い手)が満足するだけでなく、地域社会(世間)に貢献できる行動をしていくことが大切です。
これを意識することにより、自分(売り手)の夢・目標実現に向けた行動が、直接かかわりのある相手(買い手)だけでなく地域社会(世間)にも役立つものになり、「世間よし」へとつながっていきます。
最後に「売り手よし」について。
相手(買い手)と地域社会(世間)が心の底から満足できるような行動を積み重ねていくことによって、結果として自分(売り手)の夢・目標が実現していきます。
相手(買い手)と地域社会(世間)へ貢献することの延長線上に自分(売り手)の夢・目標の実現をおくことで、「買い手よし」「世間よし」に向けた行動が「売り手よし」へとつながるのです。
このように三方よしを自分の夢・目標の実現に向けた行動のベースにおくことによって、全ての面で調和のとれた夢・目標を実現することができるのです。
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