【自己責任で考えることが成長へとつながる】
様々な行動をしていくなかで失敗したり、トラブルが発生することがあります。
この失敗やトラブルの原因をどうとらえるかで、後の成長度合いが変わります。
例えば、プレゼン用の資料を二人で作成していたとします。
ステージュールが立て込んでいることから、事前に担当する範囲を振り分け、当日直接完成した資料を持ちよることにしました。
自分の担当範囲はこれ以上ない素晴らしい出来栄えのものを準備できたとします。
しかし、もう一人の作成した資料が間違いだらけでとても使えるような代物ではなかったとします。
資料の内容に気づいた時には既にプレゼンの時間は差し迫っていて、もう修正する時間はありません。
その結果、プレゼンは大失敗に終わってしましました。
この時にこの失敗の原因をどうとらえるかです。
もう一人がしっかりとした資料を作っていれば、こんな失敗をすることはなかった。
と相手に原因があると考えるか、
それとも、
失敗しないよう自分にできることはなかったのだろうか。
と自分に原因があると考えるか、
つまり他人に責任があると考えるか、自己責任と考えるか。
どちらで考えるかが後の成長に大きな違いを生み出すのです。
他人に責任があると考える場合、自分には問題が無いと考えるため、相手を責めることになります。
相手が悪いと思うことで、今回の失敗の反省は終わるわけです。
自己責任で考える場合、自分に問題があったと考えるため、どうすれば良かったのかを考えるようになります。
例えば、
忙しかったのは言い訳だ。本気になれば事前に資料を確認する時間は作れたのではないか。
時間管理のやり方を見直そう。
とか、
資料に問題があっても、もっと自分がうまくプレゼンできればカバーできたのではないか。
もっとプレゼンのスキルを磨こう。
等といったように、自分でできることを考えるようになります。
ですから、自己責任で考えることで、自分を成長させるアイディアが次々と浮かぶようになるのです。
原因は相手にある。と相手を責めることは自分の成長に全く影響を与えません。
原因は自分にある。と自己責任で考えることが、自分を大きく成長させることにつながります。
夢・目標の実現や、豊かな人間になっていくためには自己の成長は欠かせません。その成長のためには自己責任で考えることが大きな力を発揮します。