Googleの画像AIが「Nano Banana 2.1」に。Geminiアプリでは有料プランで使え、開発者向けの料金は1枚あたり約半分に
・Googleが2026年10月6日、画像を作り、直すAIの新しい版「Nano Banana 2.1」を出した。見た目のデザイン、範囲を指定した部分的な直し、同じ人物や物をそろえて描く力が、前の版より上がったとしている
・Geminiアプリでは、Google AI Plus・Pro・Ultraの有料プランで使える。無料版は、引き続き前の版のNano Banana 2を使う
・開発者向けの料金は、1Kの画像1枚で0.0336ドルと、Nano Banana 2(0.067ドル)の約半分。検索のAIモードやGoogle広告などにも順に入る
Googleは2026年10月6日、画像を作り、直すAIの新しい版「Nano Banana 2.1」を公開しました。
Nano Banana(ナノバナナ)は、Geminiアプリなどで使える、Googleの画像のAIの呼び名です。言葉で頼むだけで画像を作ったり、手持ちの写真の一部を直したりできます。今回の2.1は、2026年2月に出たNano Banana 2を改良した版です。
この記事では、Googleの公式ページで分かったことを整理したうえで、ふだんの仕事がどう変わるのかを考えます。
デザイン、部分的な直し、人物や物をそろえる力が上がった
まずは、何が良くなったのかを見ていきます。
Google DeepMindの紹介ページによると、Nano Banana 2.1は、これまでのNano Bananaのどの版よりも、次の点で優れているとしています。
・見た目のデザイン
・範囲を指定した部分的な直し(マスク編集)
・同じ人物や物を、画像をまたいでそろえて描く力
・自然な見た目の画像
このほか、画像の中に読める文字を入れる、画像の中の文字を別の言葉に訳す、2Kや4Kに高画質化する、といったこともできます。最大5人の人物と14個の物を、そろえたまま描けるとしています。
Geminiアプリの紹介ページでは、2.1の特長として、照明やカメラの角度、縦横の比率の細かな直しと、図解やインフォグラフィックを正確に作る力が挙げられています。
Geminiアプリでは有料プランで使える。無料版はNano Banana 2のまま
次に、誰が使えるのかです。
Geminiアプリの紹介ページ(日本語版)では、プランごとに次のように書かれています。
| プラン | 使える画像のAI |
|---|---|
| 無料版 | Nano Banana 2 |
| Google AI Plus・Pro・Ultra | Nano Banana 2.1(あわせて、作った画像をNano Banana Proで作り直すこともできる) |
有料プランでは、作れる画像の数の上限も高くなるとしています。ただし、プランごとの具体的な枚数は、ページに書かれていません。
モデルの説明書(モデルカード)によると、Nano Banana 2.1が入るのは、Geminiアプリのほか、検索のAIモード、Google AI Studio、Gemini API、Google広告、動画づくりのFlow、画面デザインのStitchです。
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開発者向けの料金は、1Kの画像で約半分に
ここで、開発者向けの料金を見ておきます。
Gemini APIの料金ページによると、画像1枚あたりの料金は次のとおりです(通常の料金)。
| 画像の大きさ | Nano Banana 2.1 | Nano Banana 2 |
|---|---|---|
| 1K | 0.0336ドル | 0.067ドル |
| 2K | 0.0504ドル | 0.101ドル |
| 4K | 0.113ドル | 0.151ドル |
1Kと2Kでは、前の版の約半分です。Gemini APIの更新記録では、前の版のNano Banana 2(gemini-3.1-flash-image)は、提供を終える予定のモデルになり、2.1に移ることを勧めています。終わる日は示されていません。
小さな文字や左右の取り違えは、まだ苦手
モデルカードには、今も残る苦手なことも書かれています。
・小さな文字や長い文章、何ページにもわたる文字は、うまく描けないことが多い
・元の画像の人物と、直したあとの人物が、いつも同じに見えるとは限らない
・左右などの向きを取り違えることがある
・世の中の知識や、立体の理解、事実の正しさには、まだ限りがある
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仕事はどう変わるか:商品画像の「部分的な直し」をAIに任せやすくなる
ここからは、公式の情報をもとにした僕の見方です。
Nano Banana 2.1で変わるのは、画像の「直し方」だと考えています。
これまでの画像のAIは、少し直してほしいだけでも、画像全体が作り直されて、気に入っていた部分まで変わってしまうことがありました。範囲を指定して直す力と、同じ人物や物をそろえる力が上がれば、「背景だけ変える」「この部分の色だけ変える」といった頼み方が、思いどおりに通りやすくなります。
ネットショップの商品画像や、ブログのアイキャッチを自分で作っている個人事業主なら、同じ商品を写したまま背景や季節感だけを変えた画像を、何枚も作り分ける場面で役に立ちそうです。
使う前に、確かめておきたいこともあります。
・Geminiアプリで2.1を使うには、Google AI Plus以上の有料プランが要る。今のプランで使えるかを、画面で確かめる
・Googleの画像のAIで作った画像には、目に見えない透かし(SynthID)と、目に見える透かしが入る
・商品画像に使う場合は、実物と違う見た目になっていないかを、必ず自分の目で確かめる
まとめ:Googleの画像AIが「Nano Banana 2.1」に。部分的な直しと、人物や物をそろえる力が上がった
Googleは、画像を作り、直すAIの新しい版「Nano Banana 2.1」を出しました。デザイン、部分的な直し、人物や物をそろえて描く力が上がり、Geminiアプリでは有料プランで使えます。開発者向けの料金は、1Kの画像で前の版の約半分になりました。
画像の気に入った部分を残したまま、直したいところだけを直しやすくなるのが、いちばん大きな変化です。
有料プランを使っているなら、まずは手持ちの商品画像の背景を変えるところから試してみるのがよさそうです。
出典
・Google DeepMind「Nano Banana 2.1」 https://deepmind.google/models/gemini-image/flash/
・Google DeepMind「Nano Banana 2.1 – Model Card」(2026年10月6日) https://deepmind.google/models/model-cards/nano-banana-2-1/
・Google「Nano Banana 2(Gemini の画像生成)」 https://gemini.google/jp/overview/image-generation/?hl=ja
・Google AI for Developers「Release notes」「Pricing」 https://ai.google.dev/gemini-api/docs/changelog
