Windows 11が最大20%きびきび動くように。メモリ8GBのパソコンで効果が大きく、検索から設定を直接変える機能や、写真を言葉で探す機能も
・Microsoftが2026年10月15日、Windows 11の新しい改良を発表した。スタートやエクスプローラー、検索などの反応が最大20%速くなり、順次届き始めている
・メモリが8GBのパソコンでは、作業中のデータを最大2GB多くメモリに置けるようになる。8GB以下のパソコンでは、ウィジェットを開いたときだけ読み込み、200MBを超えるメモリを空ける
・写真アプリでは、写真を自分の言葉で説明して探せる。手書きのメモをCopilotで資料にまとめる機能もある(AI機能はMicrosoft 365の個人向けの有料プランが必要)
Microsoftは2026年10月15日、Windows 11の新しい改良をまとめて発表しました。
パソコンの動きが遅いと感じる理由の1つは、メモリの不足です。とくにメモリが8GBのパソコンでは、ブラウザのタブやアプリを開くほど動きが重くなりがちでした。今回の改良は、そうしたパソコンで、ふだんの操作をきびきび動かすことに力を入れています。
この記事では、Microsoftの発表で分かったことを整理したうえで、ふだんの仕事がどう変わるのかを考えます。
反応は最大20%速く。メモリ8GBのパソコンで効果が大きい
まずは、速さの改良を見ていきます。
Microsoftの発表によると、Windowsの反応は最大20%速くなります。パソコンの起動直後から、スタート、エクスプローラー、検索、画面の切り取りの道具、Microsoft 365、Edgeなどで感じられるとしています。
| 改良 | 中身 |
|---|---|
| メモリの使い方 | メモリが8GBのパソコンで、作業中のデータを最大2GB多くメモリに置ける。アプリやタブを多く開いても、動きが重くなりにくい |
| ウィジェット | メモリが8GB以下のパソコンでは、開いたときだけ読み込む。200MBを超えるメモリが、ほかのアプリに回せる |
| 更新 | Windows Updateをいつ行うかを決めやすくし、再起動の回数を減らす |
| Bluetooth | イヤホンのつながりやすさを改善。AirPodsは、つなぐまでの時間が最大15秒短くなる |
| 顔や指紋でのログイン | 見分ける精度と速さを改善 |
スタートやタスクバーを画面のどこに置くかを選べるなど、見た目を自分好みに変えられる幅も広がります。
検索から、設定を直接変えられる
次に、検索の改良です。
タスクバーの検索は、探すだけでなく、その場で作業まで済ませられる場所に変わります。
・「ダークモード」「夜間モード」などの設定を検索すると、設定画面を開かずに、検索結果から直接切り替えられる
・開いているウィンドウを最小化したり、並べたりする操作も、検索から行える
・近く、つないだスマホの操作もできるようになる予定
この新しい検索は、Windowsの試験版の参加者向けに先に提供され、一般には年内に順次広がるとしています。
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スマホとの連携と、写真を言葉で探す機能
ここで、スマホとの連携と、AIを使った機能を見ておきます。
・AndroidやiPhoneのメッセージや通知を、スタートで確かめ、そのまま返信できる。電話にも出られる
・対応するAndroidのスマホなら、スマホのアプリをパソコンの画面で窓として開ける。スマホのファイルも、エクスプローラーから開ける
・新しい写真アプリでは、写真の中身を自分の言葉で説明して探せる。写真に写り込んだ余計なものを消したり、光の当たり方を直したりする機能もある。写真アプリの起動は最大20%速くなる
・ペンや指で書いたメモや図をまとめて選び、Copilotで資料や文章に整えられる「Microsoft Ink Canvas」も加わった。このAIの機能を使うには、Microsoft 365の個人向けの有料プラン(Personal、Family、Premium、Pro)が必要
提供の時期と範囲は、パソコンの種類や地域によって違うとしています。
仕事はどう変わるか:メモリ8GBのパソコンでも、もう少し使い続けられる
ここからは、公式の情報をもとにした僕の見方です。
今回の改良で変わるのは、パソコンの「買い替えの時期」だと考えています。
AIの機能が増えるほど、パソコンには高い性能が求められ、メモリ8GBのパソコンは買い替えを考える人が多くなっていました。今回、Microsoftは、メモリの少ないパソコンでの動きをはっきりと改善の目標に掲げ、最大2GB多く作業中のデータをメモリに置けるようにしました。仕事で使うパソコンを、もう少し使い続けられる可能性があります。
また、検索から設定を直接変える、スマホのメッセージにパソコンで返信する、といった改良は、作業の途中で手を止める回数を減らしてくれます。
1台のパソコンで仕事を回している個人事業主にとっても、買い替えを決める前に、まず今回の更新を当てて、動きが変わるかを確かめてみる価値がありそうです。
使う前に、確かめておきたいこともあります。
・改良は順次届く。自分のパソコンにいつ届くかは、パソコンの種類や地域で違う
・新しい検索は、一般の利用者には年内に順次提供される予定で、すぐには使えない
・速さの数字は、Microsoftが測った結果。実際の速さはパソコンの構成や使い方で変わる
・Ink CanvasのAIの機能は、Microsoft 365の個人向けの有料プランが必要。会社のパソコンでは、会社の契約によって使えないことがある
まとめ:Windows 11が最大20%速く。メモリ8GBのパソコンは、買い替えの前に更新を試す
Microsoftは、Windows 11の反応を最大20%速くし、メモリ8GBのパソコンで作業中のデータを最大2GB多くメモリに置ける改良を発表しました。検索から設定を変える機能や、写真を言葉で探す機能も加わります。
メモリの少ないパソコンでも、ふだんの作業がきびきび動くように手が入った、というのがいちばん大きな変化です。
動きの重さで買い替えを考えている人は、まず更新が届いたら当ててみて、変化を確かめるのがよさそうです。
出典
・Microsoft「What’s new in Windows 11: Everyday experiences, reimagined」(Windows Experience Blog、2026年10月15日) https://blogs.windows.com/windowsexperience/2026/10/15/whats-new-in-windows-11-everyday-experiences-reimagined/
