NotionのAIエージェントが、1つの仕事を24時間以上続けられるように。モデルを自動で選ぶ「Auto」で費用は平均約9割減、ChatGPTの契約もつなげる
・Notionが2026年10月20日、NotionのAIの大きな改良と、新しいクレジットの制度を発表した。AIエージェントの土台を作り直し、1つの仕事を24時間以上続けられるようにした(これまでは5分)
・仕事ごとに最適なモデルを自動で選ぶ「Auto」を改良し、Notionの試験では、Claude Opus 5.5やGPT-6 Astraと同じくらいの結果のまま、平均の費用を約90%減らせた
・ChatGPT Plus、Pro、Goのアカウントを、Notionの個人のエージェントにつなげられる。ビジネスとエンタープライズのプランには、毎月のクレジットが含まれ、今の利用者は11月2日に新しい制度に移る
Notionは2026年10月20日、NotionのAIを、より速く、より安く使えるようにする改良を発表しました。
Notionは、文書やタスク、データベースを1か所で管理できる仕事の道具です。最近は、AIエージェントに仕事を任せる場所としても使われています。今回の改良では、エージェントが長い仕事をやり通せるようにし、そのぶん費用が増えないよう、使うモデルの選び方とクレジットの制度も作り直しました。
この記事では、Notionの発表で分かったことを整理したうえで、ふだんの仕事がどう変わるのかを考えます。
「Auto」がモデルを選び、費用は平均約9割減
まずは、モデルの選び方です。
Notionの発表によると、新しい「Auto」は、仕事の中身を読み、品質、速さ、費用のバランスがいちばん良いモデルを選びます。
・簡単な頼みごとは、速くて安いモデルへ。分析や何段階もの作業は、より性能の高いモデルへ回す
・選んだモデルの進みが悪いときは、別のモデルに回し直す
・20を超える使い方で試したところ、Claude Opus 5.5やGPT-6 Astraと同じくらいの結果のまま、平均の費用を約90%減らせた。クレジットの価値が約10倍になった計算だとしている
エージェントは、1つの仕事を24時間以上続けられる
次に、エージェントの改良です。
Notionは、エージェントを動かす土台を作り直しました。今回で6世代目です。
| 改良 | 中身 |
|---|---|
| 長い仕事 | 再起動や一時的な障害があっても作業を続けられる。1つの仕事を24時間以上続けられる(これまでは5分) |
| パソコンとブラウザ | エージェントが専用のパソコンで短いプログラムを書いて実行し、速く安く仕上げる |
| 情報の整理 | 長い会話を縮め、大きな結果は外に置いて、毎回読み込む量を減らす |
| 安全の確認 | 新しい「レビュー代行」で、エージェントが操作する前に、別のモデルが安全かを確かめる |
| 速さ | Webとスマホのアプリの動きが最大75%速くなった |
Notionの試験では、カスタムエージェントを動かす費用が約30%減ったとしています。
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ChatGPTの契約をつなげ、クレジットの制度も新しく
ここで、料金にかかわる変更を見ておきます。
・ChatGPT Plus、Pro、Goのアカウントを、Notionの中で使えるようにした。今は個人のNotionエージェントだけが対象で、カスタムエージェントには対応していない
・エンタープライズのプランでは、自社が契約しているAIの会社の鍵を持ち込む機能を、試験版で提供する
・ビジネスとエンタープライズのプランには、毎月、Notionがモデルを選ぶ作業向けの「スタンダード」のクレジット1,500と、自分でモデルを選ぶ作業やカスタムエージェント向けの「セレクト」のクレジット500が含まれる
・新しい制度は、新しい利用者には10月20日から、今の利用者には11月2日から当てはめる。Notionは、ほとんどの利用者はクレジットを使い切らない見込みだとしている
管理者向けには、クレジットの使い方を人やエージェントごとに確かめ、上限を決められる「AIコマンドセンター」を近く用意するとしています。
仕事はどう変わるか:AIの「どのモデルを使うか」は、道具に任せる時代になる
ここからは、公式の発表をもとにした僕の見方です。
今回の改良で変わるのは、AIのモデルの「選び方」だと考えています。
新しいAIモデルは、ほぼ毎週のように出ています。どれを選べばよいか迷い、とりあえず高いモデルを使ってしまう人も多いはずです。Notionの「Auto」は、仕事ごとにモデルを選び、うまくいかなければ選び直します。モデル選びを道具に任せることで、費用を大きく下げられる、というのがNotionの示した答えです。
同時に、エージェントが24時間以上も働き続けられるようになると、知らないうちにクレジットを使い切らないよう、使い方を確かめるしくみも大切になります。
Notionで案件やお客様の情報を管理している個人事業主にとっても、モデル選びはAutoに任せ、自分は仕事の頼み方に集中する、という使い分けがしやすくなりそうです。
使う前に、確かめておきたいこともあります。
・今のビジネスやエンタープライズの利用者は、11月2日に新しいクレジットの制度に移る。管理者には、詳しい案内のメールが届く
・ChatGPTの契約をつなげる機能は、今は個人のNotionエージェントだけが対象
・費用の削減の数字は、Notionの試験の結果。仕事の中身によって変わる
まとめ:NotionのAIエージェントが24時間以上働けるように。モデル選びはAutoに任せ、費用は約9割減
Notionは、AIエージェントの土台を作り直し、1つの仕事を24時間以上続けられるようにしました。モデルを自動で選ぶAutoで平均の費用を約90%減らし、ChatGPTの契約もつなげられるようにしています。
AIのモデルを自分で選ぶのではなく、道具に選ばせて費用を抑える時代になってきた、というのがいちばん大きな変化です。
ビジネス以上のプランを使っている人は、11月2日の移行の前に、管理者向けの案内で新しいクレジットの制度を確かめておくのがよさそうです。
出典
・Notion「より多くのことを、より少ないコストで実現する新しいエージェント。」(2026年10月20日) https://www.notion.com/ja/blog/notion-ai-more-for-less
