ChatGPTのスマホアプリで、2つのアカウントを切りかえて使えるように。仕事用と個人用を、ログアウトせずに行き来できる
・OpenAIが2026年10月30日、ChatGPTのiOSとAndroidのアプリで、アカウントの切りかえを順に提供し始めた。最大2つのアカウントにログインしたまま、ログアウトせずに切りかえられる
・切りかえると、チャット、メモリ、ファイル、設定が、そのアカウントのものに変わる。アカウントどうしで、会話や記憶が混ざることはない
・料金のプランはアカウントごとで、切りかえても引き継がれない。2つ目のアカウントは無料で作れ、無料プランから始まる
OpenAIは2026年10月30日、ChatGPTのスマホアプリで、アカウントを切りかえられるようにしたと発表しました。
会社から渡されたChatGPTのアカウントと、自分で契約したアカウントの両方を使っている人もいます。これまでスマホのアプリでは、もう一方を使うたびに、ログアウトしてログインし直す必要がありました。ウェブ版で使える切りかえが、スマホのアプリにも広がります。
この記事では、OpenAIのヘルプで分かったことを整理したうえで、ふだんの仕事がどう変わるのかを考えます。
2つのアカウントに、同時にログインしておける
まずは、できることです。
OpenAIのヘルプによると、次のとおりです。
・最大2つのChatGPTアカウントに同時にログインしたまま、ログアウトせずに切りかえられる。一度に使えるのは1つだけ
・iOSとAndroidのアプリでは、「設定」→「アカウントを切り替える」→「アカウントを追加」で、2つ目のアカウントを加える
・切りかえも、「設定」→「アカウントを切り替える」から、もう一方のアカウントを選ぶ
・ウェブ版では、アカウントのメニューから切りかえられる。全プランで使えるが、会社が管理するワークスペースでは、会社が使えなくしている場合がある
・アプリでの提供は順に進んでいて、「アカウントを切り替える」が出ない場合は、まだ届いていない可能性がある
チャットや記憶は、アカウントごとに分かれたまま
次に、切りかえたときに何が変わるかです。
切りかえると、チャット、メモリ、ファイル、設定が、選んだアカウントのものに変わります。一方で、切りかえても、次のことは起きません。
| 起きないこと | 中身 |
|---|---|
| チャットの移動 | もう一方のアカウントに、会話は移らない |
| 記憶の共有 | メモリや会話の履歴は、アカウントどうしで共有されない |
| ファイルの共有 | アップロードしたファイルも共有されない |
| 支払いの統合 | 料金のプランや支払いはまとまらない |
スマホでは、それぞれのアカウントの設定と端末の許可に応じて、両方のアカウントの通知を受け取れます。もう一方のアカウントの通知を開くと、そのアカウントに切りかわります。
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プランはアカウントごと、会社のアカウントは会社の決まりのまま
ここで、料金と会社のアカウントの扱いを見ておきます。
・2つ目のアカウントを作るのに、お金はかからない。新しいアカウントは無料プランから始まる
・料金のプランはアカウントごと。切りかえても、有料のプランは引き継がれず、共有もされない
・もう一方のアカウントで有料のプランを使うには、別の契約が必要。二重に払わないよう、買う前に今の契約を確かめるよう案内している
・会社が管理するアカウントでは、管理者がそのアカウントのデータを見たり管理したりできる場合がある。切りかえても、適用される会社の決まりは変わらない
仕事はどう変わるか:仕事と個人の「使い分け」が、スマホでも楽になる
ここからは、公式の情報をもとにした僕の見方です。
アカウントの切りかえで変わるのは、仕事と個人のChatGPTの「使い分け」だと考えています。
移動中に、会社のアカウントで資料の要点を聞き、そのあと個人のアカウントで週末の予定を相談する、といった使い方が、ログインし直さずにできるようになります。会話やメモリが混ざらないので、仕事の話が個人のアカウントの記憶に残ったり、その逆が起きたりする心配も減ります。
一方で、切りかえが簡単になるほど、今どちらのアカウントで話しているかを取り違えやすくなります。OpenAIも、会話を始める前や買う前に、今使っているアカウントを確かめるよう案内しています。
取引先ごとにChatGPTのアカウントを分けている個人事業主にとっても、スマホで仕事のアカウントと自分のアカウントを行き来しやすくなります。
使う前に、確かめておきたいこともあります。
・同時にログインできるのは2つまで。3つ目を使うときは、どちらかからログアウトする
・会社のアカウントでは、会社が切りかえを使えなくしている場合がある。使えないときは、会社の管理者に確かめる
・会社の情報を扱う話は、会社のアカウントで始めているかを、画面で確かめてから入力する
まとめ:ChatGPTのスマホアプリで2つのアカウントを切りかえ。会話と記憶は分かれたまま
OpenAIは、ChatGPTのiOSとAndroidのアプリで、最大2つのアカウントを、ログアウトせずに切りかえられるようにしました。切りかえても、チャットやメモリ、ファイル、料金のプランは、アカウントごとに分かれたままです。
仕事用と個人用のChatGPTを、スマホでも混ぜずに行き来できるようになった、というのがいちばん大きな変化です。
両方のアカウントを使っている人は、アプリの「設定」に「アカウントを切り替える」が出ているかを確かめ、出ていれば2つ目を加えておくのがよさそうです。
出典
・OpenAI Help Center「ChatGPT release notes」(2026年10月30日の項) https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes
・OpenAI Help Center「ウェブとモバイルでの複数の ChatGPT アカウントの利用」 https://help.openai.com/ja-jp/articles/20001068-using-multiple-chatgpt-accounts-on-web-and-mobile
