【先延ばしせず即実行することが感動を生み出す】
人は楽をしていたい欲求があるため、緊急性のないことを先延ばししてしまう傾向があります。
しっかりとした計画による優先順位に基づいて実行する日を後に回すのは良いのですが、単純に今やる必要がないからと後に回すと、期限が近づいてからあわてて実行したり、最悪の場合は実行することを忘れてしまうようなことになってしまいます。
思い当たる人が多いのが夏休みの宿題でしょう。
長い夏休み。まだ時間がたっぷりあると思い、遊ぶことだけに集中していると、あっという間に夏休み終盤にさしかかり、あわてて宿題に取り組む。
時には間に合わず、二学期に入ってからも宿題をやるはめになってしまう。
すぐ宿題をやって終わらせていまえば夏休みを最後まで楽しめたのに、夏休みの最後の思い出が宿題に追われたことになってしまうのです。
しかし、これは頭ではわかっていても、つい楽をしたいがためになかなか実行できないのが現実。
今この瞬間に楽したいことに気持ちが向いてしまうと、どうしても先延ばししてしまうのです。
先延ばしをせず、即実行できるようになる一つの視点として、先延ばしして自分が楽をしたいという視点から、即実行して人に感動を与えるという視点に変えてみるということがあります。
例えばちょっとした仕事を依頼された時、
急ぎでないからと後回しにして、数日後、時間ができたときにやっと仕上げたとします。
仕事の完了を報告したときに、お礼ぐらいは言われるかもしれませんが、あまり相手の印象には残らないことでしょう。翌日になったら覚えてもいないかもしれません。
これに対して、即実行した場合、そして自分のできる限り最高の仕事をして仕上げたとします。
仕事を依頼した相手も、急ぎでないちょっとした仕事だからすぐに仕上げてくるとは思ってもいないことでしょう。
それをあっという間に仕上げてきて、なおかつクオリティーも高い。
きっと想像を超えた早さと仕事の質に感動を覚えることでしょう。感動するような仕事をされた時、その印象は強烈に残ることでしょう。
このような即実行することを繰り返すことで、相手から絶大なる信頼を得ることができるようになるのです。
先延ばしして後で実行したときは何の感動も生み出すことはありません。
即実行し、相手の想像を超えた時、そこに感動が生まれるのです。
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