鹿島神宮での初詣 基本情報・境内の雰囲気・駐車場等の紹介~茨城県鹿嶋市にある神武天皇元年創建の由緒ある神社~
鹿島神宮
茨城県鹿嶋市にあり、「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」を御祭神とする由緒ある神社です。
その創建は神武天皇元年(紀元前660年)と、なんと2700年近くもの歴史があります。
そして初詣には全国から毎年70万人もの参拝客が訪れるほどの人気を集めているんです。
その鹿島神宮に今回初詣に行ってきました。
初詣を中心に鹿島神宮についての情報を紹介していきます。
目次
鹿島神宮 所在地・御祭神などの基本情報
項目 | 情報 |
神社名 | 鹿島神宮 |
所在地 | 茨城県鹿嶋市宮中 2306-1 |
御祭神 | 武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ) |
社格等 | 勅祭社・別表神社・常陸国一之宮・旧官幣大社 |
創建 | 神武天皇元年(皇紀元年・紀元前660年) |
入場料 | 無料 |
授与所開設時間 | 8:30~16:30 |
朱印所開設時間 | 8:30~16:30 |
最寄駅 | 鹿島神宮駅(JR鹿島線) |
駐車場 | 無料・有料駐車場あり(正月は臨時無料・有料駐車場あり) |
電話番号 | 0299-82-1209 |
ウェブサイト | http://kashimajingu.jp/ |
大鳥居から楼門までの雰囲気
鹿島神宮の大鳥居へとつながる参道は商店街になっています。
初詣の時期には沢山の出店も並んでいて、賑やかで活気に満ち溢れています。
その参道を進んでいくと、こちらの大鳥居にたどり着きます。
以前は御影石の大鳥居でしたが、東日本大震災で倒壊。
境内の杉の巨木を使い、平成26年6月に同じ大きさの鳥居が再建されています。
大鳥居をくぐった先にも出店がズラッと並んでいます。
先に進んでいくと楼門が見えてきます。
鹿島神宮の楼門は日本三大楼門の一つに数えられており、重要文化財に指定されています。
この楼門は水戸初代藩主である徳川頼房が寛永11年(1634年)に奉納したもの。
扁額の文字は日露戦争で連合艦隊司令長官として日本海海戦を指揮した東郷平八郎の直筆です。
楼門手前の左側に手水舎があります。
沢山の参拝客で大混雑していてなかなか水盤にたどり着けませんが、比較的空いている列がありました。
空いているのは手水舎に向かって右側の列。
参道から歩いてきてそのまま手水舎に並ぶと、向かって左側に並ぶことになります。(上の写真のような混雑具合)
そのため左側はどんどん混んでくるのですが、右側のほうはそれほど混まないのですぐ水盤にたどり着けました。
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社殿周辺の雰囲気
手水舎にて身を清め楼門をくぐると、社殿があるスペースに出ます。
右側に社殿があり、左側に授与所があります。
こちらが社殿。
社殿は本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなっています。
手前に見えるのが拝殿。
奥に幣殿・石の間・本殿と続いており、本殿には武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)が祀られています。
この社殿は徳川2代将軍である秀忠公が元和5年(1619年)に寄進したもので、重要文化財に指定されています。
拝殿前は沢山の参拝客で溢れています。
鳥居の前が一番混雑していますが、鳥居をくぐらずに両サイドからも参拝することができます。
社殿の向かい側にある授与所は2019年に竣工したもの。
境内には他にも授与所がありますが、こちらの授与所が最も大きいものになっています。
豊富な種類の御守や御札等を取りそろえています。
社殿・授与所を通り過ぎた左手には祈祷殿・社務所があります。
また古いおふだ・お守り・破魔矢などを納めるところもあります。
この写真の左側が祈祷殿・社務所になります。
奥参道・鹿園・さざれ石の雰囲気
社殿のあるスペースを抜けると、奥参道へと繋がります。
奥参道に入ったすぐ左手にも授与所があり、社殿の前の授与所に比べるとだいぶ空いていました。
奥参道は奥宮に向かって300m程伸びています。
巨木に覆われた荘厳で神聖な雰囲気は、なんともいえぬ清々しさで心が洗われます。
ちなみにこの奥参道では5月1日に流鏑馬神事が執り行われています。
奥参道を中程まで進むと鹿園があります。
奈良の春日大社を創建する際に、鹿島神宮の御分霊を鹿が背に乗せて運んだことから、神鹿として大切に飼われています。
神様のお使いである鹿を大切に扱うお願いが掲げられています。
「いじめたり、いたずらをしない」「食べ物を与えない」「ゴミを捨てない」「犬を連れ込まない」
こちらをしっかり守りましょう。
鹿園の隣には売店があります。
ここで鹿用のエサを販売しているので、このエサは鹿にあげることができます。
(この日はお昼の時点で販売終了していました。)
縁起物のだるまや熊手などを中心に様々なものを取り扱っていました。
鹿園のそばには、国歌「君が代」に登場するさざれ石もあります。
小さい石同士の隙間を炭酸カルシウムなどが埋め、大きな岩に変化した姿からは威厳が感じられます。
鹿園を通り過ぎ、奥参道を先へ進んで行くと、右側に長い行列が見えてきました。
さらに奥に進むと「奥宮への参拝の方は右側へお並びください。」という看板が見えてきました。
何百人並んでいるのかわからないぐらいのすごい行列です!
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奥宮周辺の雰囲気
長い長い行列の先にあった奥宮。
初詣で参拝するには、長い待ち時間を覚悟しましょう。
元々奥宮は、慶長10年(1605年)に徳川家康が関ヶ原での勝利のお礼として本宮として奉納されてもの。(重要文化財)
元和5年(1619年)に二代将軍徳川秀忠が現在の本宮社殿を立てた際に、現在の位置に遷し本宮となりました。
御祭神は武甕槌大神荒魂です。
奥宮の前にはお茶屋さんがあります。
~お茶屋さんのメニュー~
メニュー | 価格(税込) |
抹茶と厄除ぜんざい | 800円 |
厄除ぜんざい | 600円 |
福・福セット(抹茶とミニ大福) | 600円 |
抹茶ぜんざい | 600円 |
参拝餅セット(抹茶と白玉きなこがけ) | 600円 |
抹茶セット(抹茶と水戸の梅ようかん) | 600円 |
みそおでん | 300円 |
豚汁 | 400円 |
厄除あずき甘酒 | 400円 |
甘酒 | 300円 |
抹茶甘酒 | 400円 |
クリームあんみつ | 500円 |
抹茶フロート | 400円 |
コーヒー(ホット・アイス) | 300円 |
コーラフロート | 400円 |
抹茶ビール | 500円 |
アサヒスーパードライ(350ml缶) | 350円 |
また、奥宮の前にも授与所があります。
授与所で扱っている授与品
鹿島神宮の授与所には、武甕槌大神にちなんだ武道守や勝守など、特徴的で豊富な種類の授与品があります。
~授与品(一部)~
授与品 | 初穂料 |
破魔矢(大) | 2,500円 |
破魔矢(白) | 1,500円 |
破魔矢(朱) | 1,500円 |
幸き矢(幸せの矢) | 1,000円 |
幸き矢(勝抜きの矢) | 1,000円 |
幸き矢(和みの矢) | 1,000円 |
幸き矢(金運の矢) | 1,000円 |
合格当り矢 | 1,500円 |
台付破魔矢 | 1,500円 |
剣先御札(大) | 3,000円 |
剣先御札(小) | 1,500円 |
中大麻 | 1,500円 |
小大麻 | 1,000円 |
伊勢の御札 | 1,500円 |
家内安全 | 1,500円 |
商売繫盛 | 1,500円 |
荒神様 | 500円 |
祓神璽 | 1,000円 |
干支置物 | 1,000円or1,500円 |
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御朱印
鹿島神宮では本宮と奥宮の2種類の御朱印があります。(各500円)
受付時間は8:30~16:30ですが、元日のみ午前0時から開設しています。
お手洗い(鹿島神宮公衆トイレ)は混雑に注意!
表参道から大鳥居をくぐり、右手に曲がると鹿島神宮公衆トイレがあります。(第一駐車場のすぐそば)
新しくてきれいなトイレが用意されています。
初詣等の混雑する時期は、トイレも大混雑。
男子トイレはさほど並ばずとも大丈夫でしたが、女子トイレはご覧の通り大行列だったのでご注意ください。
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駐車場情報
駐車場は鹿島神宮すぐそばに用意されています。
しかし、初詣など混雑する時期には交通規制により利用できない場所もありますので注意が必要です。
令和二年初詣のときの交通規制・駐車場・迂回路の案内についてのリンクは下記になります。
こちらは大鳥居の脇にある第一駐車場。
周りが初詣の規制で歩行者用道路になっているためか、規制中は利用できないようでした。
こちらは大鳥居の目の前にある有料駐車場。
ここも前が歩行者用道路になっているため利用できない状態。
鹿島神宮の周辺に臨時駐車場が沢山用意されており、近場では800~1,000円で停めることができます。
ただ満車であったり、渋滞していたりするので、車を停めるのに時間がかかるかもしれません。
鹿島神宮から離れた位置に臨時無料駐車場も用意されていますので、鹿島神宮のウェブサイト等でご確認ください。
通常時の駐車場情報は下記の通り。
~駐車場情報~
駐車場 | 料金 | 台数 | 住所・備考 |
①第一駐車場 | 普通車300円 | 60台 | 鹿嶋市宮中2306-1 |
中型車500円 | |||
大型車700円 | |||
②第二駐車場 | 無料 | 55台 | 鹿嶋市宮下2-8-8 |
土日祝・繁忙期は有料の場合有 | |||
③臨時駐車場 | 正月・祭礼時のみ有料 | 330台 | 鹿嶋市宮中1-13 |
混雑時のみ | |||
④御手洗駐車場 | 無料 | 鹿嶋市宮下1-6-15 |
鹿島神宮へのアクセス
<電車の場合>
JR鹿島線「鹿島神宮駅」から徒歩10分
<高速バスの場合>
かしま号(関東鉄道・京成バス・JRバス関東 共同運行)
東京駅八重洲南口→鹿島神宮 約2時間
運賃 大人2,000円 小児1,000円
<車の場合>
東関東自動車道「潮来IC」から約6km(12分程度)
まとめ
鹿島神宮
神武天皇元年創建の由緒ある神社は、広大な敷地と清々しい雰囲気の中で参拝できる素晴らしい場所でした。
何度も訪れたくなるようなおすすめの神社です!