Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード誕生！～SPGアメックスの後継カード マリオットアメックスが2022年2月24日から発行開始！～

旅好き・ホテルライフ好きにとって最強かつ究極のクレジットカードであるSPGアメックス。

ついに2022年2月24日からMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードとして生まれ変わります。

すでに世界各国ではSPGアメックスからMarriott Bonvoy アメックスへの移行は進んでおり、日本が取り残されているような状態。

いつ移行するのかが注目されていました。

それが、2022年2月8日。

ついにMarriott Bonvoy アメックスへの変更が発表されたんです。

Marriott Bonvoyアメックスになることで気になるのは特典内容などの変更点。

主な内容をまとめると次の通り

この変更によってどんなメリット・デメリットがあるかは、今までのSPGアメックスの使い方によって分かれてくる。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへの変更で、メリットが大きい方とデメリットが大きい方をまとめると次の通り。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは旅好き・ホテルライフ好きとして最大限活用する方にとってはSPGアメックスよりもさらに魅力がアップしたカードになりました。

逆にライトなカード利用をしている方にとっては、今回のカード変更はデメリットを感じる内容となっています。

それではSPGアメックスからMarriott Bonvoy アメックスになることで具体的にどう変わるのかについて詳しく紹介しています。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでメリットが大きい方

この記事の最初で紹介した、メリットが大きい方について詳しく紹介していきます。

メリットが大きい方①：マイルへの高還元率を活用している方

SPGアメックスが最強かつ究極である理由の一つはマイル交換。

その理由は次の3つ。

このマイル交換に関してはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードに同じ内容で引き継がれます。

マイルを貯めることを目的とする場合、ポイントを増やすために積極的にカードを利用します。

そのため、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード変更によるデメリットの影響をほとんど受けません。

今回の変更で発生する最大のデメリットは無料宿泊特典の取得に条件ができたこと。

無料宿泊特典を得るには、年間150万円以上のカード利用が必要となりました。

マイルを貯めるために積極的にカード利用をしている方なら、この年間150万円以上のカード利用は全く問題にならないことでしょう。

さらに年間150万円のカード利用で得られるマイルの価値は20万円近くにもなる。（マイルの価値は幅が大きいため使い方によって変わります。）

年間のカード利用が200万、300万円と多い方なら、さらに大きな価値を受け取ることができます。

得られる価値の大きさからすると、年会費が15,400円増えたことも微々たるもの。

それよりも、今回の変更でアップグレードされた特典によるメリットの方が大きくなります。

メリットが大きい方②：年間150万円以上のカード利用がある方

年間のカード利用が無理なく150万円を超えている方なら、無料宿泊特典が獲得できます。

さらに今回の変更により、自分のポイントを15,000ポイントまで追加可能。

このポイント追加ができることで、今までの無料宿泊特典では宿泊できなかったカテゴリーのホテルにまで宿泊できるようになりました。

カテゴリーとシーズン別で必要なポイントは次の表の通り。

表の赤文字部分がポイント追加で利用できるようになった部分です。

カテゴリー	オフピーク	スタンダード	ピーク
1	5,000	7,500	10,000
2	10,000	12,500	15,000
3	15,000	17,500	20,000
4	20,000	25,000	30,000
5	30,000	35,000	40,000
6	40,000	50,000	60,000
7	50,000	60,000	70,000
8	70,000	85,000	100,000

今までの無料宿泊特典では宿泊できなかった「スタンダードのカテゴリー7」「ピークのカテゴリー6」も、ポイントを追加することで無料宿泊特典を使えるようになりました。

こちらはカテゴリー7のザ・リッツ・カールトン大阪

（画像はザ・リッツ・カールトン大阪の公式サイトから引用）

オフピークのみでは利用するタイミングを合わせるのが大変だったカテゴリー7のホテル。

スタンダードのシーズンも利用できることで、無料宿泊特典が格段に利用しやすくなります。

メリットが大きい方③：年間400万円以上のカード利用がある方

年間のカード利用が400万円を超える方は、Marriott Bonvoyのプラチナエリートになることができます。

（Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの保有だけではワンランク下のゴールドエリート）

今回最大のメリットではないかと考えているのがこの特典。

通常Marriott Bonvoy系列のホテルに年間50泊することで取得できるプラチナエリートの資格。

このプラチナエリートをカードを利用しているだけで取得できてしまうんです。

年間400万円以上をカードで利用できる方というのは限られることでしょう。

とはいえ普段から年間400万円以上カードを利用している方なら、他に何もすることなくプラチナエリートになれるのは凄いことです。

ゴールドエリートの特典も素晴らしいのですが、プラチナエリートになるとさらに特典が追加されます。

客室のアップグレードにスイートが含まれたり、専用ラウンジが無料で利用できたりと、プラチナエリートになるとゴールドエリートよりもワンランク上のホテルライフが楽しめます。

メリットが大きい方④：家族カードを利用している方

SPGアメックスの家族カードは17,050円と高額で不評でした。

これがMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになることで、1枚目の家族カードが無料になりました。（2枚目以降は24,750円）

SPGアメックスで家族カードを利用している方は、今回の変更により年会費が安くなります。

SPGアメックスで家族カードを利用していた方は、今回の変更で年会費が1,650円安くなります。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでデメリットが大きい方

続いてデメリットが大きい方について詳しく紹介していきます。

デメリットが大きい方①：年間のカード利用が150万未満の方

SPGアメックスのメリットは、カード継続で年会費34,100円（税込）を支払うと無料宿泊特典がもらえたこと。

無料宿泊特典は、使い方によっては5万円以上の価値が得られるので、年会費の元がとれる。

これが大きなメリットになっていました。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになることで、無料宿泊特典を獲得するには年間のカード利用が150万必要という条件が追加。

普段カードで年間150万円も使わない方の場合、無料宿泊特典を得ることができなくなります。

無料宿泊特典の獲得が目的だった場合、今回の変更は大きなデメリットです。

とはいえ、メインカードとして普段の買い物からカード利用にすると、年間150万円は高いハードルではありません。

現金は使わず基本的にカードで支払いすることができれば、このデメリットは解消することができるでしょう。

デメリットが大きい方②：ポイントを使ったマイル獲得を目的とはしていない方

無料宿泊特典の獲得がメインで、マイル獲得が不要な方にとって、メリットが少ないカードになりました。

SPGアメックスの時から共通ですが、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで得られるポイントはMarriott Bonvoyポイント。

このMarriott Bonvoyポイントは高還元率かつ無期限でマイル交換できることに最大のメリットがあります。

マイル獲得が不要の場合、ポイント活用のお得感がないんです。

とはいえ無料宿泊特典の獲得がメインなら、無料宿泊特典をもらうために150万円カードを利用することになります。

150万円のカード利用でもらえるポイントは45,000ポイント。

Marriott Bonvoy系列のホテルで利用すれば、18,000円から90,000円分の価値を発揮することはできます。

（1ポイント0.4～2円換算）

ちなみにマイルに交換してビジネスクラスを1ポイント6円の価値で利用できたとすると、270,000円の価値になるのでホテル利用よりも3～15倍という圧倒的に高い価値を獲得できます。

デメリットが大きい方③：家族カードを持たず夫婦などで基本カードを1枚ずつ持っている方

SPGアメックスを活用している方で多かったのが基本カードの2枚持ち。

SPGアメックスの家族カードには無料宿泊特典がついてこないなど、あまり利用するメリットがありませんでした。

そのため、家族カードは契約せず、家族内で基本カードを2枚持ち、それぞれの基本カードで無料宿泊特典などを獲得するというSPGアメックスのメリットを活かすという使い方でした。

今回の変更により、基本カード2枚持ちによるメリットはなくなったといってよいでしょう。

その理由は次の2つ。

それぞれ詳しく紹介します。

基本カード2枚持ちのメリットがなくなった理由①：年会費のアップ

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは年会費が49,500円（税込）。

SPGアメックスの34,100円よりもアップしました。

無料宿泊特典は使い方によっては5万円以上の価値があります。

これに対し年会費が49,500円まで高くなると、無料宿泊特典と年会費の価値が同等程度になってきます。

基本カードを2枚取得していたのは、無料宿泊特典の方が年会費よりも断然お得だったから。

同程度の価値になっては、普通に宿泊するのと変わりありません。

逆に家族でカードを分散するデメリットの方が大きくなってしまいます。

基本カード2枚持ちのメリットがなくなった理由②：無料宿泊特典獲得に年間150万円のカード利用が必要

SPGアメックスの時は、年会費さえ支払えば無料宿泊特典を獲得できました。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになると、年間150万円のカード利用がなければ無料宿泊特典は獲得できません。

これにより、基本カードを2枚もつと、それぞれのカードで年間150万円利用しないと、無料宿泊特典を2つ獲得できなくなります。

合計で年間300万円もカード利用しなければならなくなるので大変。

年間300万円もカードで使うなら、1枚にまとめて400万円使用してプラチナエリートを獲得した方が圧倒的にお得です。

このように、SPGアメックスで基本カードを2枚持っていた方の多くにとってはデメリットが大きいことでしょう。

現在の利用状況に合わせ、2枚持ちをやめて1枚にまとめるなどの見直しの検討が必要です。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードとSPGアメックスの比較

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになることでのメリット・デメリットについて紹介してきました。

メリット・デメリットの中で、今回の変更の主な特徴については詳しく紹介しました。

その他にも変更点があるので比較表にて紹介します。

また、マリオットアメックスは1種類ではなく、入門用ともいえるライトなカード「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード」も誕生。

このカードの利用メリットは正直あまりありません。

年会費が23,100円と安いとはいえ、得られるメリットが少なすぎる。

旅好き・ホテルライフ好きがカードのメリットを活かすなら、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの一択。

逆に旅好き・ホテルライフ好きでないのであれば、そもそも他のカードを活用した方がお得です。

それではマリオットアメックスとSPGアメックスの比較表を紹介します。

カードの種類	Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード	Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード	スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
カードデザイン
年会費・基本カード会員（税込）	49,500円	23,100円	34,100円
年会費・家族カード会員（税込）	1枚目無料 2枚目以降24,750円	1枚目無料 2枚目以降11,550円	17,050円
ポイント（Mariiott Bonvoy参加ホテルでの利用）	100円につき6ポイント	100円につき4ポイント	100円につき6ポイント
ポイント（日々のカード利用）	100円につき3ポイント	100円につき2ポイント	100円につき3ポイント
継続特典①	15泊分の宿泊実績プレゼント	5泊分の宿泊実績プレゼント	5泊分の宿泊実績プレゼント
継続特典②	無料宿泊特典プレゼント 1泊50,000ポイントまで 獲得条件：年間150万円以上15,000ポイントまで追加可能	無料宿泊特典プレゼント 1泊35,000ポイントまで 獲得条件：年間150万円以上15,000ポイントまで追加可能	無料宿泊特典プレゼント 1泊50,000ポイントまで 獲得条件：なし ポイント追加不可
エリートステータス	ゴールドエリート	シルバーエリート	ゴールドエリート
エリートステータスランクアップ	年間400万円利用でプラチナエリート	年間100万円利用でゴールドエリート	なし
100米ドルのプロパティクレジット	あり 「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」で2連泊以上の予約	あり「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」で2連泊以上の予約	なし
空港ラウンジ	国内28、海外1の空港ラウンジを利用可能	国内28、海外1の空港ラウンジを利用可能	国内28、海外1の空港ラウンジを利用可能
手荷物無料宅配サービス	帰国時：空港から自宅まで1人スーツケース1個無料配送 対象空港：羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港	帰国時：空港から自宅まで1人スーツケース1個無料配送 対象空港：成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港	帰国時：空港から自宅まで1人スーツケース1個無料配送 対象空港：成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港
空港クロークサービス	荷物の無料預かり 対象空港：中部国際空港	荷物の無料預かり 対象空港：中部国際空港	荷物の無料預かり 対象空港：中部国際空港
海外旅行傷害保険	障害死亡・後遺症保険金 旅行代金をカードで決済した場合に最高1億円 カード決済しない場合はなし	障害死亡・後遺症保険金 旅行代金をカードで決済した場合に最高3,000万円 カード決済しない場合はなし	障害死亡・後遺症保険金 旅行代金をカードで決済した場合に最高1億円 カード決済しない場合に最高5,000万円
国内旅行傷害保険	最高5,000万円	最高2,000万円	最高5,000万円
ショッピング・プロテクション	1名年間最高500万円まで補償	1名年間最高200万円まで補償	1名年間最高500万円まで補償
オンライン・プロテクション	あり	あり	あり
キャンセル・プロテクション	10万円まで補償（年間最高）	なし	10万円まで補償（年間最高）
リターン・プロテクション	1商品につき最高3万円相当額まで補償	なし	1商品につき最高3万円相当額まで補償
スマートフォン・プロテクション	修理代金を最大3万円まで補償	なし	なし

（画像はアメックスの公式サイトより引用）

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード誕生：まとめ

ついに日本でも誕生したMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード。

SPGアメックスからの変更によるメリット・デメリット共にありますが、旅好き・ホテルライフ好きでカードを活用できる方なら、今回の変更は大いにプラスとなることでしょう。

今回の主な変更点は次の通り。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになることでメリットを得られる方は次の通り。

SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになっても旅好き・ホテルライフ好きにとって最強かつ究極のクレジットカードであることは変わりません。

使い方によってはマリオットのプラチナエリートにラックアップできるなど、更にパワーアップしたとも言えるでしょう。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを活用し、共に上質な旅行やホテルライフを楽しんでいきましょう。

今ならお得にMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードが持てる

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの発行は2022年2月24日から。

つまり2/23までは年会費が15,400円もお得なSPGアメックスを作ることができます。

（カードデザインはSPGアメックスになるので注意。）

そしてSPGアメックスを最もお得に手に入れることができるのがご紹介プログラム。

お知り合いにSPGアメックスを利用している方がいたら、是非紹介リンクを教えてもらって申し込んでください。

身の回りに紹介してくれる方がいない場合は、こちらから紹介リンクを入手できます。

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