つぶやき

すしざんまい社長 木村氏のソマリア海賊への対応がまさに「三方よし」の体現!

すしざんまい社長が語る「築地市場移転問題」と「ソマリア海賊問題」(ハーバービジネスオンライン)という記事の内容は衝撃的でした。

http://hbol.jp/77365?display=b

 

すしざんまいを運営する喜代村の社長である木村氏が国際的に問題になっていたソマリア海賊による被害を年間300件からゼロにしたというのです。

 

 

このソマリア海賊による被害をゼロにしていく過程が、まさに近江商人の「三方よし」の体現!

 

 

ちょうど三方よしに関する記事をアップしたばかりだったので、物凄く心に響きました。

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三方よしとは何かというと近江商人の理念の一つ。

 

 

「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」

 

 

これは売り手だけが満足するのではなく、買い手も心底満足でき、さらに商売を通じて地域社会に貢献するというもの。

 

 

自分と相手、更には地域社会までに貢献できる素晴らしい理念です。

 

 

この三方よしの視点から木村氏のソマリア海賊問題への対応を見ていきたいと思います。

 

 

話を進めるうえで、「売り手」をすしざんまい、「買い手」をすしざんまいのお客様、「世間」を海賊と国際社会とします。

 

 

ソマリア海賊問題とは

 

ソマリア海賊問題とはアデン湾とインド洋ソマリア周辺で発生している問題。

 

 

2005年あたりからスエズ運河・紅海を経由して地中海とインド洋を行き来する商船に対する海賊行為が多発。

 

 

海賊は小銃やロケットランチャー等で武装し、高速ボートで商船を襲撃して乗っ取っており、日本、アメリカ、EUなど世界各国が被害を受け、対策に迫られていました。

 

 

「売り手よし」の視点

 

「売り手よし」となるためには、もちろん商売ですから利益をだすことです。

 

 

「売り手」であるすしざんまいの木村氏は、キハダマグロのいい漁場であるソマリア沖でマグロを獲りたかったが、海賊の出現により獲れなくなってしまったそうです。

 

 

誰も海賊と話をしてないことを知った木村氏は、海賊との直接交渉にのりだします。

 

 

そして彼らが好き好んで海賊をやっているわけじゃないことを知ると、マグロを獲って稼ぐことを提案。

 

 

真っ当に稼いで誇りある人生にするよう話し合ったのです。

 

 

そして海賊がマグロ漁で生活できるよう様々な援助をし、ソマリア沖からマグロを仕入れることができるようになります。

 

 

海賊がマグロ漁で生活できるようにする過程が非常に素晴らしいのですが、これは「世間よし」の項で書いていきます。

 

 

海賊から漁師となった彼らからマグロを仕入れ、お客様に提供し利益を出す。

 

 

今現在は採算がとれていないそうですが、将来的に利益が出る見込みはたっているとのこと。

 

 

しっかりと「売り手よし」になる道筋ができています。

 

 

「買い手よし」の視点

 

すしざんまいでは、このソマリア沖だけでなく世界中から集めてきた選りすぐりのネタを格安で味わうことができる寿司屋。

 

 

「買い手」であるすしざんまいのお客様に満足いただけているからこそ、いつも行列ができるほどの人気店になっています。

 

 

その人気から文句なしに「買い手よし」を実現しているといってよいでしょう。

 

 

「世間よし」の視点

 

「売り手よし」の項で途中だった、海賊がマグロ漁で生活できるようにしていった過程。

 

 

ここから「世間よし」へとつながっていきます。

 

 

海賊にマグロ漁を提案して、すぐ成り立つほど簡単なものではありません。

 

 

簡単にできるようなものであれば、彼らも最初から海賊にはなっていないのです。

 

 

そこで木村氏は海賊にできなかったことを、全てできるように導いていったのです。

 

 

マグロ漁の技術がない → 技術を教える

船がない → 船を4隻提供

冷凍倉庫が使えない状態 → 使える状態にする

販売ルートがない → 販売ルートを確保する

 

 

海賊側の視点に立って、相手の望むことを提供していきました。

 

 

その結果、マグロ漁で生活ができるようになっていったのです。

 

 

海賊がマグロ漁という真っ当な仕事で生活できるように導くことで、「売り手」と「買い手」だけでなく地域社会にも貢献し「世間よし」を満たしたのです。

 

 

さらに続きがあります。

 

 

海賊に真っ当な仕事を提供したことにより、一時は年間300件あった海賊による被害が、なんとこの3年間はゼロになったのです。

 

 

被害を受け、対策を迫られていた国際社会に対しても「世間よし」を実現し、大きな貢献を果たしました。

 

 

まとめ

 

僕が木村氏のソマリア海賊問題への対応がまさに「三方よし」の体現だと思ったのは、木村氏のこの言葉に詰まっています。

 

 

「商売というのは、目の前の利益、儲けのことを第一に考えていたんではうまくいかないものなんです。まず考えなくてはならないのは、どうやったら喜んでもらえるか、何を求められているかということ。それに応える算段をするのが「商売」なのではないですか。」

 

 

この中の「どうやったら喜んでもらえるか、何を求められているか」と考える相手に、買い手だけでなく世間まで含んでいるということ。

 

 

これが海賊や国際社会といった「世間」にまで貢献する結果を導いたのです。

 

 

今回の記事を読んで、「木村社長カッコイイ!」と純粋に思いました。

 

 

木村氏の姿勢と行動を見習いたいと思います。

 

 

感動しました。ありがとうございます!

 

 

(被害ゼロには各国の尽力や、日本の自衛隊の任務も多分に影響していることを付け加えておきます。)

 

 

すしざんまい ホームページ

http://www.kiyomura.co.jp/

 

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