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仕事に行きたくない理由の見つけ方:「自分・仕事・人」に分解するのがコツ!ローマの哲学者の対策を紹介

仕事に行きたくない理由がわからないときに 「自分・仕事・人」に分解する
キラ
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大きな失敗をしたわけでもない。

嫌なことがあったわけでもない。

それなのに、なぜか仕事に行きたくない。

理由がわからないまま、朝になるたびに気持ちが沈んでしまうことはありませんか?

「行きたくない」理由がわからないときは、「自分・仕事・人」の3つを順番に見直すことで正体が見えてきます。

なぜなら原因は1つではなく、この3つのどこかに少しずつ混ざっていることが多いからです。

実はこの見直し方、約1950年前のローマの哲学者セネカが、同じ悩みを打ち明けた友人に答えたものです。

友人は「病気でもないのに、元気でもない」と、理由のわからない不調をセネカに相談していました。

そのときのセネカの対応が、わからない理由を明確にするのに非常に参考になります。

この記事を読むとわかること

  • 仕事に行きたくない理由がわからなくなる訳
  • ローマの哲学者セネカが、友人の相談に答えた言葉
  • 「自分・仕事・人」を見直して、わからない理由を見つけるやり方

この記事を読めば、もやもやした「行きたくない」の正体がわかり、何から手をつければいいかが見えるようになります。

仕事に行きたくない理由がわからないのは小さな重さがいくつも重なっているから

仕事に行きたくないのに理由がわからないのは、小さな重さがいくつも重なっているから

仕事に行きたくないはっきりとした理由があれば、まだ対策の立てようがあります。

でも、理由がわからないときは、どこから手をつければいいのかがわかりません。

理由が見つからないのは、決してあなたが自分のことをわかっていないからではありません。

大きな原因が1つあるのではなく、小さな重さがいくつも重なっているため、1つの理由として取り出せないのです。

ここでは、なぜ「行きたくない」理由がわからないようになってしまうのかを見ていきます。

大きな出来事がないのに突然仕事に行きたくない朝はやってくる

行きたくない気持ちは、大きな出来事があったときだけに生まれるものではありません。

・少しだけ多い仕事の量

・なんとなく気をつかう人間関係

・前ほど楽しいと感じなくなった仕事の中身

・休んでも取れない、ちょっとした疲れ

一つひとつは、我慢できる程度の小さなものです。

だから、自分でも気づかないうちに少しずつ積み重なっていきます。

急に仕事に行きたくなくなるのは小さな積み重ねにより限界を超えた日

ある朝、急に仕事に行きたくなくなることがあります。

でも、それは本当に急に起きたわけではありません。

少しずつ積み重なっていた重さが、その日に限界を超えてあふれ出したのです。

原因が1つではないので、「なぜ?」と考えても答えが出ない。

これが、理由がわからない「行きたくない」の正体です。

そして、同じような不調に悩んでいたのは、現代の人間だけではありません。

ここからは、約1950年前のローマの哲学者セネカが、どのようにしてこの悩みを解決していったのかを紹介します。

ローマの哲学者セネカの「病気でもないのに、元気でもない」友人への悩みの解決法

ローマの哲学者セネカの友人も「病気でもないのに、元気でもない」と打ち明けていた

理由のわからない不調は、約1950年前のローマにもありました。

その悩みを打ち明けられたのが、ローマの哲学者セネカです。

友人の相談とセネカの答えは、『心の平静について』という1冊の本にまとめられて、今も読むことができます。

ここでは、友人がどんな悩みを打ち明け、セネカがどう受け止めたのかを紹介します。

友人セレヌスは「病気でもなく、健康でもない」とセネカに相談した

セネカは、1世紀のローマで活躍した哲学者です。

皇帝ネロの教育係を務めたことでも知られています。

そのセネカに、友人のセレヌスが悩みを打ち明けました。

『心の平静について』の第1章は、その相談から始まります(訳は筆者によるもの)。

> 私の心は、最悪というほどではないが、ひどく不満で、ふさぎこんでいる。

> 私は、病気でもなければ、健康でもないのだ。

はっきりした病気があるわけではない。

でも、元気だとも言えない。

セレヌスもまた、理由のわからない不調に悩んでいたのです。

わからいない理由から逃げるのではなく正体を見極めるのが大事

セネカは第2章で、落ち着かない人の様子をこう書いています。

田舎に出かけては、すぐに街が恋しくなる。

街に戻っては、また別の場所へ出かけたくなる。

旅を次々に重ねても、心は落ち着かないままです。

そのうえで、詩人ルクレティウスの言葉を引いて、こう続けています(訳は筆者によるもの)。

> 「こうして人はみな、自分自身から逃げようとする」

> だが、自分から逃げられないのなら、逃げて何になるだろう。

つらいのは、場所のせいではない。

場所を変えるだけでは、重さの正体はわからないまま残ってしまう、ということです。

では、どうすれば重さの正体がわかるのか。

ここからは、セネカが示した見直し方を、現代の仕事に合わせて紹介していきます。

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仕事に行きたくない理由は「自分・仕事・人」を順番に見直せば見えてくる

仕事に行きたくない理由は「自分・仕事・人」を順番に見直せば見えてくる

理由がわからないときに必要なのは、「なぜ?」と考え続けることではありません。

見る場所を決めて、1つずつ確かめることです。

セネカは『心の平静について』第6章で、見直す順番をはっきり書いています(訳は筆者によるもの)。

> まず自分自身を見直し、次に取り組もうとしている仕事を見直し、それから、誰のために、誰と一緒に取り組むのかを見直すべきだ。

見る場所が3つに決まるだけで、ぼんやりした重さが、1つずつ言葉にできるようになります。

それでは、3つの見直し方を順番に紹介します。

手順1:自分を見直す(できる以上のことを抱えていないか)

最初に見直すのは、自分自身です。

セネカは、第6章でこうも書いています。

私たちはたいてい、自分ができることを、実際より多く見積もってしまう、と。

・ここ数週間、ちゃんと休めているか

・自分の力で終わる量より、多くを引き受けていないか

・「これくらいできて当たり前」と、自分に求めすぎていないか

どれか1つでも当てはまれば、それが重さの1つです。

行きたくない気持ちは、気持ちの問題ではなく、抱えている量の問題かもしれません。

手順2:仕事の中身を見直す(どの仕事が重いのか)

次に見直すのは、取り組んでいる仕事の中身です。

「仕事に行きたくない」と一言でまとめると、全部が嫌なように感じてしまいます。

でも、実際には、重いのは仕事の一部だけということも少なくありません。

・今抱えている仕事を、思いつくまま書き出す

・書き出した仕事の中で、考えるだけで気が重くなるものに印をつける

印がついたものが、行きたくない気持ちの中心にある仕事です。

全部が嫌なのではなく、「この仕事が重い」とわかるだけで、気持ちの重さは少し軽くなるものです。

手順3:人を見直す(誰のために、誰と働いているか)

最後に見直すのは、一緒に働く人です。

・誰のためにやっている仕事なのか、見えているか

・一緒に働く人の中に、会うと気が重くなる人がいないか

誰のための仕事かが見えないと、どれだけ頑張っても手応えを感じにくくなります。

また、気をつかう相手が1人いるだけで、職場全体が重く感じられてしまうのです。

見直した3つのことを紙に1行ずつ書き出すと理由が見えやすい

頭の中だけで考えると、3つの重さがまた混ざってしまいます。

おすすめは、紙やスマホのメモに、3行だけ書くことです。

・自分:〇〇

・仕事:〇〇

・人:〇〇

すべてを埋めなくてもかまいません。

1行でも書けたら、それが「行きたくない理由」の正体の1つです。

理由が見えれば、休みを取る、仕事の量を相談する、気の重い相手との関わり方を変えるなど、次にやることが選べるようになります。

理由が見えたあとに使えるセネカの対策は「心を休ませること」

理由が見えたあとに使える、セネカのもう1つの対策は「心を休ませること」

理由が見えても、すぐに状況を変えられないこともあります。

そんなとき、重さを抱えたまま、ずっと気を張り続けてしまうと、心はますます疲れていきます。

セネカは『心の平静について』の最後の第17章で、心の休ませ方についても書いています。

ここでは、見直しと一緒に使える、心の休ませ方を2つ紹介します。

心は張りつめたままにせず、ときどきゆるめる

セネカは、心の休ませ方についてこう書いています(訳は筆者によるもの)。

> 心には、休みを与えなければならない。

> 休んだ心は、前よりも良く、力強く立ち上がる。

さらにセネカは、畑にたとえています。

豊かな畑でも、休ませずに作物を取り続ければ、すぐにやせてしまう。

心も同じで、休みなく働かせれば、元気が失われてしまうのです。

理由がわからないほど重さが積み重なっているときは、心が休みを求めているサインでもあります。

休日は仕事のことを考えない時間を、意識して作ってみてください。

一人の時間と、人と過ごす時間を行き来する

セネカは、同じ第17章で、一人の時間と人と過ごす時間を行き来することもすすめています。

人に疲れたときは、一人の時間が心を回復させてくれる。

一人でいることに飽きたときは、人と過ごす時間が心を回復させてくれる。

職場の人間関係に疲れているなら、休日は一人で過ごす時間を多めに取る。

一人で抱え込みすぎているなら、仕事と関係のない友人と会ってみる。

どちらか一方に偏らないことが、心を落ち着かせるコツです。

まとめ:仕事に行きたくない理由がわからないときは「自分・仕事・人」を順番に見直そう

まとめ:仕事に行きたくない理由がわからないときは「自分・仕事・人」を順番に見直そう

最後に、この記事のポイントをまとめます。

仕事に行きたくない理由がわからないのは、小さな重さがいくつも重なっているから

原因が1つではないので、「なぜ?」と考えても答えが出ません。

急に行きたくなくなる日は、積み重なった重さがあふれた日です。

約1950年前の友人も、理由のわからない不調をセネカに相談していた

「病気でもなければ、健康でもない」。

セネカの友人セレヌスも、今のあなたと同じような不調を抱えていました。

「自分・仕事・人」を順番に見直し、紙に1行ずつ書く

自分はできる以上を抱えていないか。

どの仕事が重いのか。

誰のために、誰と働いているのか。

3つを見直すと、理由の正体が見えてきます。

理由が見えたら、心を張りつめたままにせず、ときどきゆるめることも忘れないでください。

理由がわからない「行きたくない」は、見る場所さえ決まれば、少しずつほどけていきます。

あなたの心が、少しでも軽くなるよう、心から応援しています。

同じように仕事に悩むときに役立つ記事です。

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『心の平静について』を読んでみたいあなたへ

この記事で紹介した言葉は、セネカの『心の平静について』に収められています。

日本語訳は、訳者の違う2冊があります。どちらも『人生の短さについて』と一緒に収められています。

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生の短さについて 他二篇(岩波文庫)

大西英文 訳。「心の平静について」を収録。

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人生の短さについて 他2篇(光文社古典新訳文庫)

中澤務 訳。「心の安定について」の題で収録。

参考文献

  • セネカ『心の平静について』第1章・第2章・第6章・第17章(英訳:Aubrey Stewart 訳 “Of Peace of Mind”、Wikisource https://en.wikisource.org/wiki/Of_Peace_of_Mind)
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ブログ「Spesial Life」を運営しているキラと申します。 当ブログでは、たった一度の人生を豊かに彩るための情報を発信しています。 目まぐるしく変化する現代社会の中で、思うような人生を送ることができずに困っていることはありませんか? 僕自身、大学卒業後、サラリーマンとして生きていくなかで、想像していた人生とはかけ離れた不満だらけの日々を送っていました。 それがある本と出会い、考え方と行動を変えることで、自分が望むような人生が手に入ることを知ったんです。 それ以来、自分自身の考え方と行動を変えることを実践して、人生を素晴らしいものへと変えている真っ最中です。 このブログでは僕自身の実体験を踏まえた人生を変える情報や考え方を発信しています。 あなたにとって素晴らしい人生が手に入るよう、一緒に行動していきましょう!
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