仕事に行きたくない朝も「起きる理由」を1つ唱えれば布団から出られる!ローマ皇帝の対策を紹介
仕事に行きたくない。
でも、行くしかない。
ついつい布団の中で葛藤してしまい、なかなか起きれないことはありませんか?
そんな朝も、「今日、何のために起きるのか」を1つだけ唱えれば、布団から出られます。
実はこの対策、約1850年前のローマ皇帝が、自分のために書き残したものです。
皇帝マルクス・アウレリウスは、起きるのがつらい朝に思い出すべき言葉を、日記にはっきりと書いていました。
現代にも通じる、その言葉を紹介していきます。
この記事を読むとわかること
- 行きたくないけど行くしかない朝が、つらく感じる理由
- ローマ皇帝が起きるのがつらい朝に書いた言葉
- 「起きる理由」を1つ唱えて、布団から出るまでのやり方
この記事を読めば、どんなに行きたくない朝でも、つらさを振り払って簡単に起きられるようになります。
仕事に行きたくなくて朝がつらいのは、行く理由が見えなくなっているから

行きたくないのに、行くしかない。
このような状態で、朝がつらいのは、気持ちが弱いからではありません。
布団の中のあなたに見えているのは、「行かなければならない」というつらい義務だけです。
何のために行くのかという理由は、眠気と気の重さに隠れて見えなくなっています。
義務だけを抱えて起き上がるのは、誰にとってもつらいことです。
この行きたくない朝の正体を明確にしていきます。
布団の中で考えているのは「行かなければならない」ことばかり
目が覚めた瞬間に浮かぶのは、たいてい今日の嫌なことです。
・朝から入っている会議
・返していないメール
・顔を合わせたくない人
どれも「しなければならないこと」です。
「したいこと」や「楽しみなこと」は、一つも出てきません。
これでは考えるほど体は重くなり、布団から出るのがさらに遅れてしまいます。
「行きたくない」と感じるのは、あなただけではない
仕事に行きたくない朝は、特別な人にだけ訪れるものではありません。
「仕事 行きたくない」という言葉は、Googleで毎月2万7,000回ほど検索されています。
毎日、全国のどこかで、同じ朝を迎えている人がいるということ。
そして、同じ朝を過ごしていたのは、現代の人間だけではありません。
ローマ皇帝も、起きるのがつらい朝に「人間としての仕事をするために起きる」と書いていた

起きるのがつらい朝は、約1850年前にもありました。
しかも、その朝を迎えていたのは、ローマ帝国の皇帝です。
皇帝なら毎朝やる気に満ちていたのでは、と思うかもしれません。
でも、皇帝マルクス・アウレリウスが自分のために書いた日記には、布団から出たくない朝のことが書かれています。
この章では、皇帝が書いた言葉と、皇帝がどんな毎日を送っていたのかを紹介します。
皇帝マルクス・アウレリウスは、戦地で日記を書き続けていた
マルクス・アウレリウスは、161年から180年までローマ帝国を治めた皇帝です。
在位中の多くの時間を、北の国境で続く戦いのために、戦地の陣営で過ごしました。
その合間に、誰かに読ませるためではなく、自分に言い聞かせるための言葉を書き続けています。
その日記が、のちに『自省録』と呼ばれる本になりました。
『自省録』には、「カルヌントゥムにて」と書いた場所を記した一文も残っています。
カルヌントゥムは、今のオーストリアのウィーンの近くにあった軍の拠点です。
皇帝は、毎朝、戦地の陣営で目を覚ますというつらい日々を送っていたのです。
『自省録』第5巻は、起きるのがつらい朝の言葉から始まる
『自省録』第5巻は、次の言葉で始まります(訳は筆者によるもの)。
> 朝、起きるのがつらいときは、こう思い出すといい。
> 「私は、人間としての仕事をするために起きるのだ」と。
皇帝は、さらに自分にこう問いかけています。
> 私は、布団にくるまって温まっているために生まれてきたのか。
> 「でも、そのほうが気持ちいい」
> では、気持ちよく過ごすために生まれてきたのか。
布団の中のほうが気持ちいい。
皇帝も、そう感じていたことがわかります。
そのうえで皇帝は、自分が何のために起きるのかを、言葉にして思い出そうとしていたのです。
ここからは、皇帝の例を交えながら起きられるようになる方法を紹介していきます。
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仕事に行きたくない朝も「起きる理由」を1つ唱えれば布団から出られる

行きたくない朝に足りないのは、やる気ではなく、起きる理由です。
理由が1つ見えれば、気持ちが重いままでも、体は起こせます。
そして体を起こして動き出してしまえば、自然と気持ちの重さは薄れていくものです。
それでは皇帝の対策を、今のあなたの朝に合わせて、3つの手順に分けて紹介します。
手順1:布団の中で「今日、何のために行くのか」を1つだけ唱える
目が覚めたら、嫌な予定を思い浮かべる前に、1つだけ唱えます。
「今日は〇〇のために行く」
ポイントは、1つだけにすることです。
理由をたくさん並べようとすると、考えているうちに、また嫌な予定が浮かんできます。
声に出さなくてもかまいません。
心の中で、短く一度唱えるだけで十分です。
手順2:理由は大きくなくていい
皇帝が唱えたのは「人間としての仕事をするため」という、大きな理由でした。
でも、あなたが唱える理由は、もっと小さくてかまいません。
・今日の昼に、食べたいものがある
・隣の席の同僚と、昨日の話の続きがしたい
・今の仕事を終わらせれば、週末の予定が入れられる
皇帝の言葉の大事なところは、理由の大きさではありません。
義務だけを抱えて起きるのではなく、自分で理由を持って起きる、という点です。
小さくても、自分で選んだ理由があれば、「行かされる朝」が「自分で行く朝」に変わります。
手順3:唱えたら、考える前に体だけ起こす
理由を唱えたら、すぐに体を起こします。
布団の中で考え続けると、また「行かなければならないこと」が頭に戻ってきます。
気持ちが追いつく前に、先に体を動かしてしまうのがコツです。
・上半身だけ起こす
・カーテンを開ける
・顔を洗いに行く
どれか1つでかまいません。
布団から出てしまえば、朝の準備は動き出します。
起きる理由と一緒に使える、ローマの哲学者たちのもう2つの対策

「起きる理由」を唱えても、どうしても気が重い朝はあります。
例えば、会いたくない人がいる日や、前の晩から不安で眠れなかった日です。
そんな朝のために、同じ時代の哲学者たちは、別の対策も書き残しています。
この章では、起きる理由と組み合わせて使える2つの対策を紹介します。
会いたくない人がいる朝は、先に覚悟しておく
『自省録』第2巻は、次の言葉で始まります(訳は筆者によるもの)。
> 朝のうちに、自分に言っておくといい。
> 「今日、私はおせっかいな人、恩知らずな人、傲慢な人、うそをつく人、妬む人、人付き合いの悪い人に会うだろう」と。
皇帝でさえ、嫌な相手に会う日があったということです。
会いたくない人がいる朝は、「今日はあの人に会う」と先に言っておきます。
先に覚悟しておけば、実際に会ったときに慌てずにすみます。
布団の中で想像した一日は、実際の一日より重い
マルクス・アウレリウスより100年ほど前のローマの哲学者セネカは、友人に宛てた手紙の中でこう書いています(訳は筆者によるもの)。
> 私たちを怖がらせるものは、実際に私たちを押しつぶすものより多い。
> 私たちは、現実よりも想像の中で苦しむことのほうが多いのだ。
布団の中で思い浮かべる一日は、たいてい実際より重くなっています。
気の重い会議も、始まってしまえば、終わりの時間は必ず来ます。
「今考えている一日は、想像の中の一日だ」と気づくだけで、起き上がる重さが少し変わります。
まとめ:仕事に行きたくない朝は「今日、何のために行くのか」を1つ唱えよう

最後に、この記事のポイントをまとめます。
行きたくない朝がつらいのは、行く理由が見えなくなっているから
布団の中で浮かぶのは、「行かなければならないこと」ばかりです。
義務だけを抱えて起きるのは、誰にとっても重いことです。
ローマ皇帝も、起きるのがつらい朝があった
マルクス・アウレリウスは、戦地の陣営で「人間としての仕事をするために起きる」と自分に言い聞かせていました。
起きる理由は1つ、小さくていい
「今日は〇〇のために行く」と1つだけ唱えて、考える前に体を起こします。
会いたくない人がいる朝は先に覚悟し、不安な朝は「想像の中の一日だ」と気づくことも役に立ちます。
皇帝は、布団の中にいたい自分に「でも、そのほうが気持ちいい」と正直に書いたうえで、起きる理由を思い出そうとしていました。
行きたくない気持ちがあるのは、自然なことです。
その気持ちを抱えたままでも、理由が1つあれば、布団から出る一歩は踏み出せます。
明日の朝、あなたが唱える理由が見つかるよう、心から応援しています。
同じように仕事に悩むときに役立つ記事です。


自省録を読んでみたいあなたへ
この記事で紹介した言葉は、マルクス・アウレリウスの『自省録』に収められています。
日本語訳は、訳者の違う2冊があります。
参考文献
- マルクス・アウレリウス『自省録』第2巻第1節、第5巻第1節(英訳:George Long 訳、The Internet Classics Archive https://classics.mit.edu/Antoninus/meditations.html)
- セネカ『倫理書簡集』第13書簡 第4節(英訳:Richard Mott Gummere 訳、Wikisource https://en.wikisource.org/wiki/Moral_letters_to_Lucilius/Letter_13)
