読むだけで絶対やめられる 禁煙セラピー~アレン・カー~
僕の人生を変えてくれた本というのが、今までに何冊かあります。
一番の衝撃を受けたのが、ナポレオン・ヒル博士の「思考は現実化する」です。
この本との出会いがきっかけで、今なお人生が劇的によく変わってきています。
初めてこの本を読んだときは、自分の人生を劇的に変えられるかもしれないと衝撃を受けました。
あまりの衝撃にワクワクが止まらなくなり、夜眠れなくなるほどでした。
そして最近、これと対極にある人生を変えてくれた本の存在を思い出しました。
半信半疑で読み進めていきながら、気づけばいつの間にか人生を変えてくれた本。
その本がアレン・カー氏の著書「禁煙セラピー」です。
以前の僕はヘビースモーカーでした。
一日一箱は当たり前。お酒を飲みに行った日には三箱は煙草を吸っていました。
一時間に一本は吸わないと落ち着かなくなり、しょっちゅう喫煙所に行っていました。
当時は煙草は好きで吸っているから、やめようという気は全くありませんでした。
煙草を吸い始めて10年が経とうとしたある日、出張先の滋賀県の書店で何気なく手にしたのが「禁煙セラピー」でした。
帯に芸能人の写真がついていて、「この本で禁煙できました。」というようなコメントがついていて、「本を読んだだけでやめられるわけないでしょう。」と思いながらも何故か買ってしまったのです。
この本を購入したときは煙草をワンカートン(10箱)買ったばかり。
10箱(煙草200本)も手元にある状態で読み始めたわけです。
そして結論から言うと、出張先のビジネスホテルでこの本を読み終えたとき、残っていた8箱を部屋のごみ箱に捨てチェックアウトしました。
それ以来約10年、一本たりとも煙草を吸ったことはありません。
今では煙草を吸っていたことさえ忘れてしまうほどです。
この本が凄かったのは僕の価値観を変えてくれたこと。
煙草は自分にとって素晴らしいものだと思っていたのが、読み終えるときには煙草は最悪のものだと感じるように変わっていたのです。
その証拠に、本を読み終えてから最後の一本に火をつけて吸った瞬間に涙が出るほど気持ち悪くなり、「もう二度と吸わない」と決断することができました。
特に人生を変えようと思って煙草をやめたわけではないのですが、振り返ってみると禁煙をきっかけに着実に人生が変わっていたのです。
禁煙後に結婚をしましたが、もし煙草を吸っている状態で妻と出会っていたら、煙草嫌いの彼女と結婚することはなかったでしょう。
煙草を吸えない状況の時はイライラして仕方ありませんでした。
煙草を吸っているときは喫煙所を探すのに必死でした。
煙草を吸っている当時は、煙草に支配されている状態だったのです。
今はこの本のおかげで支配されている状態から脱却することができました。
煙草に支配されていた時間から解放されることで、夢実現に向けた時間を作り出すことができていたのです。
この本との出会いがなければ、ナポレオン・ヒル博士の「思考は現実化する」との出会いもなかったかもしれません。
何より煙草に支配されていることも気づかずに今も生活していたかもしれません。
この本を読み、あっさり煙草をやめることができたために、人生を変えてくれた一冊ということに気づいていませんでした。
煙草をやめることは人生を変えることにつながります。
もし禁煙してみたいという気持ちが少しでもあるかたは、一読することをおススメします!