残業が多いのは当たり前ではない!残業時間を減らす7つのコツ
来る日も来る日も残業に追われて、毎日つらい日々を送ってはいませんか?
多すぎる残業で体調を崩したり、仕事以外のやりたいことが何一つできなかったり、休日は疲れ果てて何もする気にならなかったり・・・
そんな状態では何のために生きているのかわからなくなってしまいますよね。
できることなら毎日定時で上がって、仕事もプライベートも充実した日々を過ごしたいもの。
実は残業というのは考え方を変えて行動することで、簡単に減らすことができます。
僕は月に200時間以上の残業が当たり前という状態でしたが、これから紹介する方法を実践したことで、月2時間の残業にまで減らすことができました。
残業を減らすにはコツがあります。
このコツを実践すれば、あなたも残業時間を減らすことができるでしょう。
そのコツについて、これから紹介していきます。
目次
残業が多いことは当たり前ではない
あなたの周りでは残業が多いことが当たり前の状態になってはいませんか?
残業時間が多いというのは当たり前ではありません。
なぜならやり方次第でいくらでも減らすことができるから。
残業を減らすために大切なのは、まずあなた自身が「残業が多いことは当たり前ではない」ということを信じることです。
残業が多い職場というのは、残業が多いということが当たり前という空気がただよっています。
その空気に流され、あなた自身も残業が当たり前だと思っていては減らすことはできません。
繰り返しますが、残業が多いのは決して当たり前ではありません。
残業時間は減らすことができます。
これから紹介するコツを実践することで、あなたの残業時間を減らし、仕事以外にもあなたの時間を使えるようになりましょう。
自分にコントロールできることに集中すると決めると残業を減らすことができる
残業を減らすコツのメインとなるのが、自分がコントロールできることに集中すると決めることです。
これが全てといっていいぐらい大切なポイントです。
周りにコントロールされていると、いわれるがままに残業することになり、残業時間が減ることはありません。
自ら積極的に仕事の流れをコントロールするから、残業時間を減らすことができるんです。
決して難しいことではありません。
これから紹介していくコツは仕事の流れをコントロールする方法です。
全部できなくてもよいので、少しずつでもいいからまず実践してみてください。
それにより、あなたの残業時間を着実に減らすことができるでしょう。
コツ1 退社時間を決めておくと効率的に仕事ができる
いつもより早い時間に退社すると事前に決めてしまいましょう。
それにより、退社時間の目標が明確になり、早く帰ることができるようになります。
終わりの時間を決めておかないと、ついずるずると仕事をしてしまうもの。
特に長時間残業が根付いている企業にいると、周りが遅くまで働いているので、ついそれにつられてしまい帰りが遅くなってしまいます。
ですから、先に帰る時間を決めておくことが大切なんです。
例えば、いつも22時に退社しているのであれば、20時に退社するというように前もって決めてしまうんです。
(20時でも十分遅いので、慣れてきたら定時に帰ることを目標にしましょう。)
残業が多い状態にあると、22時に帰るのが当たり前というような状態になってきます。
すると意識してなくても22時に帰ることを前提にして仕事を進めるようになっています。
無意識のうちに残業することを決めてしまっているのです。
ですから意識的にその時間よりも早い時間に帰ると決めることで、仕事の取り組み方が変わります。
帰る時間を決めたら、その時間に帰れるような仕事の進め方をしなければなりません。
どういう仕事の進め方をしたら20時に終わるだろうかと考えることで、仕事の段取り、周囲との調整などを工夫するようになります。
これにより効率的に業務を進められるようになるんです。
その結果、目標の時間までに仕事を終えられるようになり、いつもより早く帰ることができるようになります。
そして決めた時間までに仕事を終えたら、さっさと帰りましょう。
残業が当たり前の職場では、非常に帰りにくい雰囲気を感じることでしょう。
だからといって帰ることをためらっていると、話しかけられたりして帰れなくなってしまします。
目標時間までに仕事を終えたら、やることはきちんとやったのですから、胸を張って帰りましょう。
コツ2 先に予定を入れておくから本気になる
先に予定を入れておくと、必ず帰るという決意が強くなります。
コツ1で退社時間を決めるということについて書きましたが、帰る時間を決めても、特に予定がないと残業を受け入れやすくなってしまいます。
予定があれば、残業することはできません。
なぜなら残業すると予定をキャンセルしなければいけないから。
特に相手がいるような予定を入れておくと、何としても帰らなければという強い思いが働きます。
これにより、残業しないで終わるように仕事を進めることができるようになります。
ポイントは、とにかく予定を入れてしまうこと。
残業しそうだからと感じて予定を入れないと、いつまでたっても予定を入れることはできません。
僕はずっと予定を入れられずにいたから200時間も残業してしまいました。
そこで思い切って先に予定を入れ、絶対に仕事を終わらせると決めてみたら100%目標の時間までに仕事を終えることができています。
思い切って予定を入れ、その予定のために必ず仕事を終わらせる。
この決意が残業を減らすのです。
コツ3 自分でスケジュールをコントロールする
残業を減らすためには自分でスケジュールをコントロールすることです。
自ら積極的にコントロールすることで仕事のボリュームが明確になるので、時間管理がやりやすくなります。
ただ自分のところに来た仕事をやっているだけだと、このあたりのコントロールができず、残業を減らすことはできません。
仕事の流れを自分でコントロールするためには、周りの状況を読んで、積極的に自分から仕事を取りに行きましょう。
そしてスケジュールを組んで、その通りに進めていく。
ここがポイントです。
自分でスケジュールが組めるから、予定通りの時間に終わらせることができるんです。
帰る直前に突然仕事が入ってくるような状況にあると、予定通りに帰ることができなくなります。
突然仕事があなたに振られるような状況を極力減らし、あなたの方から事前に仕事を取りに行ってスケジュールを組む。
このような積極的な姿勢をとることで、あなた自身で仕事の流れをコントロールできるようになります。
自分でコントロールするから決めた退社時間で帰れるようになるんです。
ちなみに、退社時間を決めたからといって、仕事が終わらないのに帰ってはいけませんよ。
これをやっては、会社のあなたに対する信頼が薄れてしまいます。
せっかく早く帰っても、後であなたの評価が下がることになってはいけません。
あくまでも仕事の流れをコントロールし、その日にやるべき仕事をきっちり終わらせてから退社しましょう。
コツ4 関係者に帰る時間を宣言する
「今日は18時に帰る!」と職場の関係者に宣言しておくことで早く帰りやすくなります。
帰る時間を宣言しておくことで、帰る間際に仕事を振られたりするようなことを未然に防ぐことができるんです。
逆に宣言していないと、だれもあなたが帰ろうとしている時間がわかりません。
ですから帰る間際に急ぎの仕事を頼まれても、文句はいえません。
(特に残業が当たり前の職場であればなおさらです。)
宣言しておけば、万が一帰る直前にいわれても断りやすくなります。
また宣言しておくことで、周りの人があなたの退社時間に合わせて仕事の振り方を考えてくれます。
時間までに終わらせられるよう早めに仕事を振ってくれたり、翌日でも大丈夫な仕事は明日に回してくれたりと、調整してくれるものです。
あなたが宣言しておくことが、帰りやすくなる空気を作りだします。
ちなみに一度宣言しても相手は覚えていないということはよくあります。
自然な形で何度か帰る時間を宣言しておくのもよいでしょう。
コツ5 周囲の仕事のスケジュールもコントロールする
あなた自身のことだけコントロールしていても、周囲の人の影響で残業が発生することもあります。
ですから状況を見て、周囲の人に対してもあなたがコントロールできることはコントロールしましょう。
例えば、
会議の時間を都合の良い時間に動かす。
答えが出ないような会議になってきたら打ち切る。
あなたに仕事を出そうとしている人がいたら早く出してもらうように促す。
工程に影響を与えそうな状況にある人のフォローをしてスケジュール通りに終わらせる。
などというように、あなたが主体的に行動することで周囲の状況をコントロールするんです。
あなたの影響の輪を周囲の人にまで広げていくことで、あなただけでなく周囲の状況をもコントロールすることができます。
その結果、あなたの業務を予定通り円滑に進めることができるようになるんです。
また、残業の多い職場というのは、無駄な時間を使っていることが多いもの。
あなたが無駄な流れを止めるようにコントロールすれば、あなたの仕事に関係する人たちの業務効率の改善につながります。
その結果、周囲の人達の残業時間を減らすことにも貢献できます。
ちなみに、そんな簡単に他人のことまでコントロールできないと思うかもしれません。
うまくコントロールできなくても、結果オーライとなることもあります。
答えの出ない状況におちいった会議を終わらせた僕の例を紹介します。
その日の夕方から始まった会議で、答えが出ぬまま煮詰まってしまい、あっちを立てればこっちが立たない、こっちを立てればあっちがうまくいかないと、同じところをぐるぐる回っているような展開になってしまいました。
時間だけが過ぎていき、もう帰らなければならない時間が刻一刻と迫っていました。
煮詰まって答えが出なくなり、皆頭が回らなくなっているのが明白な状態。
そんな状態ですから、「クリアな頭で明日考えよう!」などといって、スパッと会議を打ち切れば良かったのです。
しかし、その時はそこまでの勇気が出ませんでした。
でも帰ることをあきらめきれず、「なんとかこの状況をコントロールしなければ」と考えていました。
すると気持ちが落ち着かなくなり、無意識のうちに時計をチラチラみたり、体をゆすったりしはじめていました。
僕の異変に気付いた上司が、「お前この後、用事でもあるのか?」と聞いてきたので、
「そうなんです。そろそろ帰らなければいけないんです。」
といったら、
「じゃあ、答えも出ないし今日はここで終わりにするか。」
ということになって、無事目標の時間に帰ることができたんです。
うまくコントロールできず、ちょっと格好悪かったですが、目標は達成できたので結果オーライ。
会社としても、答えが出ないような状態のままだった会議を終わらせることができ、無駄に時間を使うことを止めることができました。
(もちろん後日、頭がすっきりした状態で会議をして無事解決することができました。)
こんなこともありますので、うまくコントロールできなくてもあきらめないでくださいね。
コツ6 「帰るオーラ」を出すと予定時間に帰りやすくなる
今まで紹介したコツを本気で実行することで、あなたから「帰るオーラ」が出てきます。
帰る時間を決め、それを宣言し、様々なことをコントロールしながら業務を進めていく。
今まで長時間残業をしていた状況のなか、残業をおさえて目標の時間で帰るには、今まで以上の集中力や行動力を発揮することになります。
そんな状態で本気で仕事を進めているあなたからは、周囲が感じ取れるほどのいつもと違う雰囲気がただよっているのです。
「絶対に時間までに終わらせる」という思いと行動が「帰るオーラ」となり、周囲の人達はそれに影響されます。
すると、あなたが予定時間に帰ることを当たり前のように受け止めるんです。
ちなみに、周りに「帰るオーラ」を感じさせないような変な遠慮はしないでください。
その遠慮は、絶対に帰るんだというあなたの本気度を下げます。
また、「帰るオーラ」を出さずに、いつもと変わらないような雰囲気で仕事をしていては、周りの人は何も感じ取れません。
それでは、普通に残業を頼まれたり、話しかけられたりして帰れなくなってしまいます。
「絶対に時間までに終わらせて帰るんだ!」という強い決意を持ち、そのオーラを発することが時間までに仕事を終わらせることにつながります。
コツ7 ピンチになっても決してあきらめないからうまくいく
今まで紹介したコツを実践してても、ピンチになることはあります。
自分がコントロールできない突発的なことが起きたりするからです。
ピンチな状況におちいったとしても、あきらめずにできることを探して実行すれば案外うまくいくものです。
逆にあきらめてしまうと、その瞬間に予定時間までに仕事を終えられないことが確定します。
僕自身、何度もピンチに陥りましたが、あきらめないことでうまく乗り越えることができました。
例えば、仙台で夜7時から予定がある日に、長野県の上田市に出張が入ったことがあります。
東北地方と中部地方の往復。
夕方3時には仕事を終えないと仙台での用事には間に合いません。
しかもボリュームのある実験を行う予定で、とても3時には終わらないと思われました。
関係者の都合もあり、日にちを変えることはできません。
もちろん仙台での予定もずらせません。
さすがに無理かと一瞬思いましたが、自分にできることをするしかないと覚悟を決め、コツ1~6を総動員して行動することにしました。
実験を終える目標時間を決め、関係者にそれを伝え、開始時間を早め、できる限りスムーズに実験が進むように段取りをし、実験しながら結果を迅速にまとめていく。
とにかく自分にできることに本気で取り組むことで、周りの人達を巻き込み、なんとか夕方3時に仕事を終えることができました。
そのまますぐに上田駅へと移動し、時間ぎりぎりで新幹線に飛び乗り、無事予定時間に仙台に戻ることができたんです。
「上田に出張ではさすがに無理だな。」とあきらめていたら、まず夕方3時に仕事を終えることはできなかったことでしょう。
予定通りにいかないことは、しょっちゅう起こります。
そんな時は、すぐにあきらめないで、まず今自分にできることを探す習慣を身につけましょう。
探せば方法は見つかるものです。
あきらめないで、自分にできることを実行する。
これが周囲をも巻き込み、無理に思えることでも実現させることにつながるんです。
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やるべき仕事をきっちり終わらせるから長期間にわたって残業を減らせる
ここまで、残業を減らすために、自分でスケジュールをコントロールするコツを紹介してきました。
このコツを実行するうえで注意が必要なのが、必ず仕事はきっちり終わらせるということです。
自分の都合だけを優先して、仕事が終わらない状態で早く帰ってはいけません。
周囲に迷惑をかけまくって仕事を終わらせてもいけません。
最初の何日かは早く帰れるかもしれません。
しかし次第に周囲から、あなたが早く帰ることに対してクレームが入ってしまうことでしょう。
仕事をきっちりしているからこそ、周りからも認められ、早く帰ることができるんです。
やるべき仕事は何が何でもきっちり終わらせましょう。
それが長期間にわたって残業時間を減らせることにつながります。
定時退社が当たり前になるとさらにコントロールしやすくなる
ここまで紹介してきたことを実践し、定時退社が当たり前になってくると、仕事のコントロールがしやすくなってきます。
なぜなら周りの人たちが、あなたの定時退社に協力してくれるようになるから。
そこまで持ってくために、定時退社が当たり前になる状態に持っていきましょう。
長時間残業が根付いている職場で早く帰るというのは、最初は大変な苦労をするかもしれません。
それでも、自分にできることに集中し、残業せずに仕事をきっちり終わらせる。
それを続け、あなたが定時退社するのが当たり前になってくると、周囲の人たちのあなたに対する見方が変わります。
「あなたも一緒に残業する人」という見方であったのが、「あなたは残業をしない人」というように見られるようになるんです。
残業が当たり前の職場で、このような見られ方をするのは大きな変化です。
こうなると、周りの人もあなたが残業しないことを当たり前に感じるようになるので、それを前提にして仕事をするようになります。
こうなると、仕事のコントロールは格段にやりやすくなります。
なぜなら、周囲もあなたが定時で帰ることを前提に仕事をするようになるから。
これにより、あなたに都合が良いタイミングで仕事が回ってくるようになっていきます。
もちろん完璧ではありませんから、あなた自身が必死になってコントロールする必要がある場合はあります。
それでも最初の頃の苦労に比べれば、格段にコントロールしやすくなっているんです。
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あなたが残業しなくなると職場全体の残業も減っていく
あなたが残業しない状態が当たり前になると、職場にも変化が起こります。
その変化とは、周囲の人たちの残業時間が減っていくということ。
あなたが当たり前のように早く帰ることで、職場に早く帰りやすい雰囲気ができるんです。
残業が当たり前という職場では、早く帰りたいと思っていてもなかなか帰れない雰囲気があります。
その雰囲気を気にして、本来早く帰れる日であっても、帰れずにいる人は結構います。
あなたも雰囲気を気にして早く帰れなかったことはありませんか?
そんな時に、一人の人間が当たり前のように早く帰ることで、「早く帰ってもいいんじゃないか」という雰囲気がでてくるんです。
すると、ポツポツと早く帰る人が出始め、職場全体の残業時間が減っていくんです。
事実、僕の職場でも、僕が当たり前のように早く帰っていくので、全体的に残業時間が減っていきました。
残業が当たり前の雰囲気が残業時間を増やします。
早く帰ることが当たり前の雰囲気になれば、他の人たちも早く帰りやすくなるのです。
あなたの行動により、仕事はきっちり仕上げ、残業時間は減っていくという良いサイクルが職場に生まれるのです。
残業を絶対に減らせない職場であれば転職する
たいていの職場は、ここまで紹介した方法で残業を減らすことができます。
しかし職場によっては自分でコントロールできないこともあるでしょう。
例えば、
残業しないこと自体が許されない。
残業代をもらわなければ生活が成り立たない。
などという状況で、残業を減らすことができないのであれば、今まで紹介した方法を実践している場合ではありません。
残業時間を減らしたいのであれば、今すぐ転職することです。
世の中には残業しないシステムでうまくいっている会社がたくさんあります。
今の会社で残業を減らすことが不可能であれば、残業が少ない会社に転職するしかありません。(あくまで会社員という職業が前提なので「起業する」等の選択肢は除きます。)
今いる会社が全てではありません。
あなたが目指すライフスタイルに合った会社が必ずあります。
ですから、あなたの選択肢の中に「転職」ということも入れておきましょう。
不可能ことにチャレンジしても、あなたの貴重な時間を無駄にするだけ。
今の会社にこだわらず、残業を減らせる可能性がある会社に転職すれば、あなたがやりたいことをやれるようになる可能性が一気に広がるのです。
まとめ
残業が多いのは当たり前ではありません。
あなたが残業が減ることを望み、そのための行動を起こせば、必ず減らすことができます。
残業を減らすためには、受け身になってはいけません。
あなたが主体性を発揮して、ここまで紹介したコツを実践していきましょう。
主体性を発揮して、自ら状況をコントロールしていく。
これにより必ず状況に変化が生まれ、残業を減らしていくことができます。
人生は一度きりです。
もちろん仕事は大切ですが、そのためにやりたいことを全部我慢する必要はありません。
たった一度のあなたの人生が、仕事もプライベートも充実したものへと変わることを願っています。
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