英語学習の「EiDrill」が、ClaudeとChatGPTにつながった。いつものAIに話しかけてTOEIC形式のドリルを解き、記録はアプリと共通、AIが先に正解を言わない
・国内のまたたびが2026年11月1日、社会人向けの英語学習サービス「EiDrill」を、ClaudeとChatGPTにつなげる機能を公開した。AIとサービスをつなぐ共通の決まり「MCP」に対応している
・いつものAIに「EiDrillのPart 5を5問出して」と話しかけると、TOEIC形式のドリル、単語の復習、英作文の添削、英会話の練習ができる。解いた結果は、アプリやWebと同じ記録に残る
・問題、採点、解説はEiDrillが受け持ち、正解は採点のあとに届く。連携は無料プランから使えるが、ClaudeやChatGPTの側で、つなぐ機能に対応したプランが要る
またたびは2026年11月1日、英語学習サービス「EiDrill(エイドリル)」を、ClaudeとChatGPTから使えるようにしたと発表しました。
AIのチャットで英語を学ぶ人は増えています。ただ、AIが作る問題や採点には出来のばらつきがあり、何をどれだけ学んだかも残りません。今回の連携では、問題と採点は英語学習のサービスに任せ、AIは話し相手と説明の役を受け持つ、という分担にしています。
この記事では、またたびの発表で分かったことを整理したうえで、ふだんの仕事がどう変わるのかを考えます。
いつものAIに話しかけて、ドリルと復習
まずは、ClaudeやChatGPTからできることです。
またたびの発表によると、次のとおりです。
| できること | 中身 |
|---|---|
| TOEIC形式のドリル | 語彙、文法、読解、会話の表現と、Part 5・6・7。今日の復習や、苦手なところからも出す |
| 単語と表現の復習 | 会話で出た単語を単語帳に加え、カードで復習する |
| 英作文の添削と英会話 | AIが添削や英会話の相手をし、結果をEiDrillの記録に残す |
| 教材と英語ニュース | レベル別の教材と英語ニュースをAIと読み、練習問題で確かめる |
| 学習の状況の確認 | 推定のTOEICスコア、続けた日数、苦手、今日のおすすめを答える |
| 目標と公式スコア | 目標の点や1日の目標を変え、受けたTOEIC L&Rの公式スコアを登録する |
たとえば「EiDrillで私の苦手を分析して、今週の計画を立てて」と頼めるとしています。
問題と採点はEiDrill、正解は採点のあと
次に、仕組みの特長です。
・AIで解いた問題も、アプリと同じ学習の記録と復習の予定に入る。推定スコアや続けた日数も共通
・出題、採点、解説は、EiDrillの問題と仕組みで行う。AIが答えを先に言わないよう、正解は採点のあとに届く
・EiDrillのパスワードをAIに渡すことはない。連携はいつでもやめられる
・英会話は、保存を頼んだときに、まとめと直した表現だけを残す。会話の全文はEiDrillに保存しない
・聞き取りの問題(Part 2〜4)、動画のレッスン、模試は連携の対象外で、アプリとWebで学ぶ
スポンサーリンク
無料プランから使える
ここで、料金と使い方を見ておきます。
| プラン | 月額(税込) |
|---|---|
| フリー | 0円 |
| ベーシック | 380円 |
| プレミアム | 980円 |
| プレミアムプラス | 1,980円 |
・連携は、無料を含むすべてのプランで使える。1日に解ける問題の数などの上限は、アプリと同じ
・英作文の添削の保存はベーシック以上、英会話の保存はプレミアム以上
・年払いは10か月分の料金。有料プランは、初めの7日間を無料で試せる
・ClaudeやChatGPTの側では、それぞれのサービスで、つなぐ機能に対応したプランが要る
使い方は、ClaudeやChatGPTの設定でEiDrillのつなぎ先のURLを登録し、EiDrillにログインして連携を許可し、話しかける、の3つの手順です。
仕事はどう変わるか:AIの会話が、いろいろなサービスの「入り口」になる
ここからは、公式の情報をもとにした僕の見方です。
今回の連携で見えてきたのは、AIのチャットの「入り口としての役割」だと考えています。
これまで、英語学習のアプリを開き、ChatGPTを開き、と道具ごとに画面を行き来していました。MCPでサービスがつながると、いつものAIの画面から、学習も復習も記録の確認もできるようになります。しかも、問題と採点は専門のサービスが受け持つので、AIが作る問題のばらつきや、答えを先に言ってしまう心配が減ります。MCPのしくみは、MCPとは?の記事で整理しています。
Googleも、答えをすぐに出さずに一歩ずつ導く学び方のほうが、学習の伸びが大きいという研究を11月3日に発表しています。AIで学ぶときは、答えを出させるより、考えさせる仕組みが大事になりそうです。
仕事の合間に英語を学び直している個人事業主にとっても、ふだん使っているAIの画面から、すき間の時間にドリルを解けるのは続けやすい形です。
使う前に、確かめておきたいこともあります。
・ClaudeやChatGPTの側で、つなぐ機能に対応したプランを使っているかを確かめる
・聞き取りの問題や模試は、連携の対象外。アプリとWebで学ぶ
・英作文や英会話の保存は、有料プランが要る
・AIとつなぐと、学習の記録をAIの会話の中で見ることになる。AIの側の会話の保存の設定も、あわせて確かめておく
まとめ:EiDrillがClaudeとChatGPTにつながり、いつものAIで英語のドリルと復習
またたびは、英語学習サービス「EiDrill」を、MCPでClaudeとChatGPTにつなげられるようにしました。いつものAIに話しかけてTOEIC形式のドリルや復習ができ、問題と採点はEiDrillが受け持ち、記録はアプリと共通です。
AIの会話の画面が、学びのサービスの入り口にもなってきた、というのがいちばん大きな変化です。
英語を学び直したい人は、まず無料プランで連携して、「今日の復習を5問出して」と話しかけてみるのがよさそうです。
出典
・またたび「社会人向け英語学習サービス『EiDrill』、Claude・ChatGPT との連携(MCP)を開始」(2026年11月3日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000194008.html
