スロージョギング入門 〜田中宏暁氏〜
連続ジョギングを始めて間もなく500日に到達しようとしています。
連続ジョギングを始める前からジョギングはしていたものの、一週間に一回走れば良い方でした。
それが500日も連続で走れるようになった理由の一つがこの本からの影響です。
僕の連続ジョギングの力になったことについてまとめてみました。
1.ゆっくり楽なペースで走る
ジョギングといえば辛いものというイメージが僕にはありました。
学生時代、剣道をやっていた僕はトレーニングでジョギングも取り入れていました。
この頃からジョギングは息が苦しくなるぐらい全力で走ってこそトレーニングになると思い込んでいました。
これに対してスロージョギングは、
・笑顔が保てる
・鼻歌が歌える
・おしゃべりができる
という程度のスピードで走るというもの。
これは普段運動しない人であれば、歩くのと変わらないようなペース。
ジョギング=辛い
ではなく
ジョギング=楽
というイメージに変わり、ジョギングに対するハードルを下げることができました。
2.ウォーキングと同じペースで効果は2倍
非常に楽なペースで走るスロージョギング。
そんなに楽なペースでは効果が低いのではと思ったら、そうではないのです。
ウォーキングと同じペースでのスロージョギングで、なんと約2倍のエネルギーを消費するのです。
この理由はウォーキングとジョギングで使う筋肉の違いにあります。
ウォーキングは前に進むときに左右どちらかの足が地面についているので、あまり大きな筋肉が使われません。
これに対してジョギングは一歩ずつしっかり太ももを上げる動作をする必要があります。この時にお尻や太ももの筋肉や、背骨から太ももの骨まで伸びている腸腰筋という筋肉が使われます。どれも体の中で大きな筋肉です。
このようにジョギングの方が大きな筋肉を使うのでエネルギー消費量が多くなります。
スロージョギングもペースが遅いといっても大きな筋肉を使うことになるので、ウォーキングと同じペースでもしっかりエネルギーを消費するのです。
楽なペースでエネルギーをしっかり消費するので、脂肪燃焼効果が期待できます。
内臓脂肪を落としたい僕としては、楽なペースで続けやすい上に、脂肪をしっかり落とすことができるのというのは大きな魅力でした。
3.怪我をしにくいフォアフット着地
僕が毎日ジョギングできなかった理由に怪我がありました。
10km以上の長距離を走ると左膝が痛くなってしまい、治るまで走れなくなってしまうのです。
スロージョギングで推奨している足の着地方法、フォアフット着地がこの悩みを解消してくれました。
通常の走り方は、かかとから着地してつま先で地面を蹴るというもの。
これは、かかとで着地した時に一度ブレーキをかけて、それからつま先で蹴ってスピードを出すという効率の悪い走り方。
そして、着地の衝撃が大きいので怪我のリスクも高いのです。
これに対してフォアフット着地は、かかとからではなく指の付け根で着地して、アキレス腱のバネの力を利用して前に進みます。
一歩ずつブレーキをかけることがなく、非常に効率よく走ることができます。
そして、地面からの衝撃を最小限に抑えることができるのです。
かかと着地の場合、地面からの衝撃は体重の3倍といわれています。
これに対しフォアフット着地はその3分の1程度の衝撃。
フォアフット着地は衝撃を抑えることができるので、怪我をしにくい走り方といえるのです。
事実、以前の僕はハーフマラソンを走ると膝が痛くて歩くのも大変という状態になっていました。
フォアフット着地を取り入れた結果、今では30km以上走っても全く問題がないという状態に変わることができたのです。
怪我を恐れることなく走れるので、安心して長距離を走ることができています。
まとめ
楽なペースで、エネルギー消費量も多く、怪我をしにくい。
この3点が大きな力となり、僕の連続ジョギングを支えてくれています。
最後にスロージョギングの5大効果を紹介します。
①減量効果で体が軽くなる
②基礎体力がアップする
③生活習慣病を改善する
④ガンの予防に効果がある
⑤脳が活性化して記憶力アップ
ジョギングや、この5大効果に興味のある方、オススメの一冊です。